大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。
【4コマ漫画】3カ月は続いてるよ!
習慣づけは本当に必要か?
勉強の習慣、読書の習慣、ダイエットの習慣など、身につけたい習慣ってたくさんありますよね。役立つ習慣をすべて身につけられたら、何だかスゴイ人になれそうな気がするし、幸せになれそうな気がするし・・・。本当にそうなのかはわからないですけど・・・。
他サイトでも、読書などの習慣をつける方法だったり、どんな習慣を身につけたら良いか書かれていたりしますが、当ブログでも、私なりの視点で書いてみます。習慣化の話についても書きますが、習慣化することばかりに囚われないことも大事ということも言いたい。
そもそも習慣づけるということは、特定の行動を継続するということであり、長期間継続するためのモチベーションが必要ということになりますよね。モチベーション(「動機づけ」とも言います)には、そのやっていることそれ自体が楽しいみたいな「内発的動機づけ」や、何らかのメリットがあるか何らかのデメリットを避けるために起こる「外発的動機づけ」とかがあります。読書の習慣をつけて難しい本を読んでたらモテるみたいなのや、成績が悪いとお小遣いを減らされるから勉強するというのは、外発的動機づけになるわけです。内発的動機づけで行動できれば良いわけですが、習慣化したい行動の多くには、外発的動機づけが必要です。
大事なのは、何らかのメリットがないと、習慣化は難しいということです。勉強や読書を習慣づけたいといった場合、自分自身でそのメリットを明確化しているでしょうか。身も蓋もないかもしれませんが、そもそも、その習慣化は本当に必要なものなのでしょうか。
私自身、若かりし頃、読書を習慣づけようとしていたことがありましたが、今はそんなことをしようとはまったく思いません。大学教員って、本をたくさん読んでそうだけど、そうでない人もいます。私は毎日読むなんてことしません。なぜなら、読書をしたいから読むのではなく、情報が欲しいから読むからです。欲しい情報がなければ読むつもりはありません。
必要なときに必要な本や論文を読むので十分なわけです。しかも本を読むにしても全部読むのではなく、1冊のうちの必要な部分だけを読んだりします。2~3章ていど読んで終わりだったり、10ページていど読んで終わりだったり、場合によっては、目次読んで終わりってこともありました。
もうそれで良いかなと思ったりしてるんですね。でも、後でいつでも見れるように、読んだ箇所には付箋を貼って、そのページにメモ書きをしたりしておきます。メモの内容は、何のために読んだとか、どんなときに使う内容かということをメモしておきます。論文もそうです。メモ書きだけしたりします。あと論文はネット上でいつでも拾えるので、使い終わったら、シュレッダーにかけちゃいます。
何が言いたいかというと、読むことが目的ではなく、情報を得ることが目的なんです。習慣化なんてする必要はないわけです。そう思ったら、ふだん本を読まない人間であっても、気楽でいられます。
勉強の習慣だってそうです。勉強することが目的ではなく、勉強してどうしたいかが大事です。資格を取得したいという目標があったときに、勉強の習慣がない、だから勉強の習慣をつけてから資格の勉強をしようとかだと、馬鹿らしいですね。資格をとりたいけど、勉強の習慣がない・勉強が苦手というなら、お金を出して誰かに教われば良いわけです。
ようするに、習慣化が目的ではなく、その先でどうしたいかが目的ということになります。そして、その目的から逆算していくと、習慣化よりももっと他にやることがあるんじゃないかと思うわけです。そうすれば、余計なことに時間をかけずに済むし、本来の目的を達成しやすいんじゃないでしょうか。時間は有限なので、そういう視点を持つことも大切だと思います。
習慣づけの方法
「習慣づけ」についてしっかりディスったところで、習慣づけの方法について考えてみます。目的を明確にしたうえで、やっぱり習慣づけた方が良いことってありますからね。運動の習慣なんかは特にそうだと思います。若いうちから、基礎代謝がしっかり働いてるうちから、運動の習慣はつけた方が良いです。
目標を達成可能なレベルに細分化する
目標を達成可能なレベルに分割します。これは4コマ漫画で示しているやり方ですね。でも4コマ漫画のような感じだと意味がないです。ちゃんとステップアップしましょう。
読書だったら、①毎日、目次を読む、②毎日、3ページ読む、③毎日、5ページ読む、というようにステップアップします。
勉強だったら、①毎日、過去問を3問やる、②毎日、過去問を5問やる、とかですかね。他にも、時間を指定して、①毎日、10分勉強する、②毎日、20分勉強する、というのもあるかもしれません。
コツの1つとして、〇ページ、〇問、〇分のように、終わりが明確になるように目標を設定をすることが大切です。
難易度をちょうど良いものにする
習慣づけるということは、ほぼ毎日あるいは数日に1回ずつやるようなことですよね。ストレスが溜まるぐらい難しいことを目標にしてはダメです。取り組みやすく達成しやすい目標が大切です。
とはいえ、4コマ漫画にあるような目標ではダメですね。カバンの中に入れっぱなしということは、読書自体が意識の外にあるわけですから。
まあ、簡単過ぎる目標は良くないかもしれませんが、難しすぎて「もうムリ」ってなるよりは、簡単なものにしておいて「もう少しレベルアップしようかな」ってなる方が良いです。
あるいは興味があって取り組みやすいものにするとかですかね。
取り組みやすい環境にする
習慣づけたい行動があったとして、それをやりやすい環境というのもあるわけです。例えば、通学・通勤で使う交通機関の中とか、いつも寄っているカフェでのひと時とか・・・。
でも大事な場面ではやらない方が良いです。学生さんだったら、授業中にやるということはしないようにすべきだし、社会人だったら、会議中にやるということはしないようにすべきです。
また、環境という点では、気が散るものがないようにしておくことも大事です。静かな環境にするとか、スマホとかでSNSなどの通知音が鳴らないようにするとか・・・。
あと、ゲームアプリなど余計なものをスマホに入れていると、ついやってしまいたくなると思いますので、そもそもそんなアプリを入れないようにすることです。
カレンダーアプリで習慣化したい行動をする時間を設定する
習慣化したい行動があったとして、完璧主義の人の場合、1回忘れてしまっただけで、ひどく落ち込んでしまうということがあるかもしれません。
そんなときには、カレンダーアプリとかで、習慣化したい行動に取り組む時間を設定しておくというのも手です。やるべきことを忘れなくて済みますので。
その一方で、完璧である必要はなく、1~2日ていど忘れる日があっても良いと思います。やれない日があっても気にしないぐらいの方が気楽にできるのではないでしょうか。
身につけた方が良い習慣には何があるか
ネットで調べてみると、大学生が身につけるべき習慣というのが、いろいろ出てきたりします。例えば、次のようなものです。
- 運動の習慣
- 勉強の習慣
- 読書の習慣
- 早寝早起き
- 時間管理
- アウトプットする習慣
- 物事を整理する習慣
- etc
他にもいろいろあるわけです。運動の習慣や早寝早起きはできていると良いと思いますね。やっぱり身体は大事です。
勉強や読書とかって、その内容にもよりますが、本当に必要かどうかを考えてからが良いと思います。習慣というよりは、効率の良い勉強スキルや素早く的確に情報をおさえる読みスキルを身につけた方が良いかなと思ったりします。
そのほか、時間管理、アウトプット、物事の整理とか、さらにいえば批判的な思考だったり、問題提起だったりっていう風に、習慣づけるというよりも、身につけた方が良いスキルというのがあったりします。これらは大学でレポートや卒業論文に丁寧に取り組むことで、総合的に身につけていくものでもあるかなと思います。
というわけで、習慣づけも大事かもしれませんが、本当に習慣づけるべきことなのかどうかをよく考えることも大事かなと思います。