【4コマ漫画】初心者向けの統計の本は何がおススメですか?

大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。

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【4コマ漫画】〇〇をデータとして見れるようになるよ・・・

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この記事の内容

学生さんから、統計のおススメ本を聞かれることがあります。私が所属する分野的は、統計をガッツリ学ぶようなところではないので、学生さんが求めているのは、完全に初心者向けの統計の本ということになります。

それで、いつでも初心者におススメの本を紹介できるように、評判が良い本を探してみたわけです。4コマ漫画でも紹介していますが、良書だなと思ったのが以下の本です。

「統計学がわかる~ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学~」という本です。初心者が学ぶのにちょうど良いし、統計をちゃんと学びたいという人にとっても、良いと思いましたので、この記事で紹介してみます。

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どんな本か?

副題からやや想像できるかもしれませんが、ハンバーガーショップを題材として、統計学を説明してくれています。

ハンバーガーショップで店長が様々な悩みを抱えて、大学生アルバイトのエミに助けを求めるわけです。エミは、先輩に統計のことを教わりながら、データで店長の悩みを解決していくという話です。

内容の詳細は実際に本をみていただくのが良いわけですが、なぜおススメなのかを説明します。

題材がおもしろいしわかりやすい

ハンバーガーショップにおけるポテトの長さとかチキンの売り上げなどを題材にしているので、わかりやすいです。

特定の商品の売り上げなどを題材としている統計の本は他にもあるのですが、ハンバーガーショップだったら、ほとんどの人が行ったことのあるお店ですからね。イメージがわきやすいわけです。

統計に関する基本的な手法について、どんな問題場面でどんな検定が何のために使われるのかわかりやすく説明されています。それぞれの問題場面については、ハンバーガーショップの店員さんによる対話形式で始まっているので、読みやすいわけです。

また、統計の説明をする場合、どうしても数式による理解が不可欠なのですが、その数式内の変数も意味がわかりやすいように、変数名を日本語で表現してくれています。

大事なことはちゃんと説明してくれている

「統計学がわかる~ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学~」 は、基本的には、統計を初めて学ぶ人を対象にしていると思います。しかし、説明が必要な個所はしっかり説明してくれています。

例えば、「対応なし」と「対応あり」の違いとかです。同じ人達から2回データをとって、1回目と2回目を比較するような場合は「対応あり」なんですが、異なるグループの人達からデータをとって、グループ間で比較する場合は「対応なし」となります。多くの本は、このていどの説明しかされないのではないかと思います。

「統計学がわかる~ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学~」では、「対応なし」と「対応あり」でなぜ分析のしかたが変わってくるのかをわかりやすく説明してくれています。

統計を始めて学ぶ人であっても、将来的に統計を使う必要があるため、考え方をしっかり身につけておきたいという人は多いと思います。そういう人に適した本ではないでしょうか。

とりあえず身につけておくべき内容は説明されている

統計を初めて学ぶ人にとっては、どんな手法から勉強したら良いかがわからないことがあると思います。統計の手法って、基本的なものから高度なものまで幅広くあるし、統計学の研究者が新たな分析手法を日々研究してきているので、時代とともにどんどん増えていくものでもあります。

間違ってそんな高度な分析手法の本を購入にしてしまったら、時間と労力とお金を無駄にしてしまうだけです。

「統計学がわかる~ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学~」は、一番最初に身につけるべき内容(平均・分散、信頼区間、カイ2乗検定、t検定(対応なし・対応あり)、分散分析(1要因・2要因))が一冊にまとめられています。

これを勉強すれば、統計を使った研究をとりあえず進めることができます。卒業論文ぐらいであれば、十分ではないでしょうか。修士論文とかで回帰分析や因子分析が必要になったら、以下の本を勉強するという感じで良いかと思います。

確認テストで知識を深められる

統計の本は読んだだけでは、使いこなすのは難しいと思います。自分でデータを使って検定をしながら、「この場合はどうするんだろう」と悩んだり解決することで身についていきます。

「統計学がわかる~ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学~」では、確認テストとその解答例が示されています。

また、検定の際に使うソフトは、エクセルをベースとしています。エクセルであれば、多くの人のパソコンに入っているので確認テストなども取り組みやすいわけです(とはいえ、エクセルがなくても、表計算ソフトがあれば大丈夫です。Googleのスプレッドシートなど無料のものでも良いわけです)。

まとめ

この記事では、統計を初めて学ぶ人向けの本として、「統計学がわかる~ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学~」を紹介しました。

非常にわかりやすいというだけでなく、考え方がわかるように必要な説明はしっかりしてくれていることなど良書だと思います。

また、卒業論文などに取り組む学生にとっては、とりあえずこの1冊があれば対応できると思いますので、その意味でもおススメと言えます。

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