大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。
【4コマ漫画】反省文を書く意味
反省文を課される場面
絶対に休んではいけない授業で休む、絶対に遅れてはいけない課題を提出しない、絶対に行わなければならない手続きを怠るなど、やってはいけない場面で、やらかしてしまった学生に対し、反省文を求めることがあると思います。
大学だけではなく、高校とかでもあったりするみたいですね。会社とかだったら、始末書とかにあたるのでしょうか。書くべき内容の違いはあったりするようですけど。
反省文とあるとおり、やってしまった出来事に対する反省とお詫びの言葉ともう二度としません的な内容を書いたりするようです。
どれくらいの効力があるのだろうかという点で考えてみたいと思いますが、結論を言うと、やり方を考えないと、あんまり意味がないんじゃないかなという話です。
何のための反省文なのか?
最近、私の身近では見かけないですが、何かあるたびに学生に反省文を求める先生がいました。
反省文は「自分やったことを振り返って改善する」ためのものですよね。当然と言えば当然ですが。でも、先生によっては、罰を与えるとか負荷をかける的な意味で反省文を課している人がいます。そうすると、反省文としての意味がなくなってしまう気がします。
罰を与えるとか負荷をかける場合、学生に「もう罰を受けたくないから、きちんとやる」という思考になってくれることを期待しているわけなんですが、学生によっては、「反省文さえ書いてしまえば、多少ヘマしても大丈夫」みたいな考えを持ってしまうことがあります。
しかも、その反省文については、過去に書いた反省文を保管していて、ほとんどそのまま書き写したりすることもあるようです。むかし関わった学生では、高校時代に作成した反省文を大学でもずっと使っているという人もいました。そういう方にとっては、反省文を書けばすべて水に流れるみたいな感覚だろうなと思います。
もう1つ厄介なのは、教員側も、反省文を提出させれば指導した気になるという感じです。しかも、提出させておいて、教員の側だけで保管をする。学生の反省文なのに、その学生自身が反省文の内容をいつでも確認できる状態になってなかったりすることもあるようです。
4コマ漫画のように、印刷するだけで済まそうとする人は見かけていませんが(そもそも私は反省文を書かせる気がないので・・・)、そのうち、反省文をデータで送る(印刷すらしない)とか、クラウド上に置いておいてリンクだけ送ってくるとか(教員に反省文をダウンロードさせる)というようなやり方も横行しそうなきがしたりします・・・。
学生さんは、印象が悪くなるおこないは避けるべきだと思いますが、教員の側も、罰を与えたり負荷をかけるだけの反省文は、あまり効果がないと思った方が良い気がします。
自らの行動を振り返り対策をたてるなら役立つ
では、いろいろやってしまう学生さんに対してどうしたら良いでしょうか。結局、反省文まかせにするのではなく、丁寧に指導するということなのだと思いますが、自分自身の行動を振り返らせ、どのようにしたら適切な行動がとれたのかを考えることなんだろうなと思います。
例えば、提出物の〆切を忘れてしまうということであれば、カレンダーや手帳に〆切を記録しているのかどうかなどをチェックするなど、何ができていて何ができてないかを確認し、その状況に合わせた対応を図るということになると思います。