大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。
【4コマ漫画】怒鳴られた結果…
大学で叱るとか注意するとか
課題をやってこない、遅刻・欠席をする、大事な手続きを怠るなど、学生さんが何らかの問題を起こしたときに、教員によって対応がわかれます。
①4コマ漫画のように、怒って指導する教員、②冷静に指導する教員、③注意はするけど甘く対応する教員、④注意も指導もないけどダメなものはダメとして授業を不可とする教員などいたりします。
このように考えると、まだチャンスを与えている分、①~③は優しい気がします。④は冷たいようだけれども、社会に出てからは当たり前に起こることなので、大学にいるうちに経験させておくという意味では重要かもしれません。
①~③を比較すると、③はダメですよね。問題を起こしても何とかなるだろうという考えになってしまい、それを繰り返すことになりそうなので。
①と②は指導するという点では共通していますが、怒りを示すのか、冷静に対処するのかの違いがあります。冷静に対処した方が良いと思うわけです。
怒りながら指導すると恐怖を与えることになり、二度と同じ過ちをしないだろうという考えになりそうですが、いろいろさらなる失敗を誘発することになりかねないです。
怒鳴ると失敗を誘発する
現在は、ハラスメントがあったら問題として取り上げられやすいので、怒鳴ったりするような教員がどのくらいいるのか分かりません。ただ、指導したい・反省させたいなどのときに、怒鳴るのは良くないですよね。
怒鳴ったり恐怖を与えたりするのは、以下のようなプロセスを辿ることがあり、さらなる失敗を誘発する可能性があります。
- 学生がミスをする
- 怒鳴る(あるいは恐怖を与えて)指導する
- 学生はさっさとその場を離れたくなる
- 肝心な事を確認しないまま話を終える
- さらなるミスが起きる
また、何らかのミスを起こしたときに、怒鳴られることを予想してそのミスを隠すという行動に出ることもあります。そうしてミスが大きな問題になったときに発覚して取り返しがつかないという事態になったりします。だから、怒鳴ったり恐怖を与えるような指導は良くないと思うわけです。
ではどのようにしたら良いか。指導などのために何かを伝える場合は、冷静に淡々と伝えるだけで良い場合が多いです。
怒りの感情を込めて伝える必要はありません。伝えたい内容に、怒りの感情を込めてしまうと、伝えたいことの10%程度しか伝わらないと思った方が良いでしょう。
そのためにさらなるミスが生じたのであれば、伝え方が悪いと考えるべきです。