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【4コマ漫画】「卒論に仮説は必要ですか? とても思いつかないです!」→そのときとった対策は?

大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。

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【4コマ漫画】仮説は一人で悩まない

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なぜ卒論で仮説は必要なのか

レポートや小論文、卒論(卒業論文)は、いずれも論理的な文章であり、自分の主張を根拠を持って説明していくものです。

しかし、卒論は、単に主張を説明するだけでなく、その主張に関して研究をしていきます。研究はその主張に関する仮説を検証していくものです。主張(扱っている内容によっては理論だったり)から想定される仮説(予測という方が伝わりやすいかもしれませんが)を検証し、その仮説が正しければ主張は正しいとなるし、正しくなければ主張を見直していきます。そのため、研究には仮説が不可欠ですし、卒論に取り組む場合も必ずといって良いぐらい仮説を明確に立てます。

実際には、仮説のない論文もあります。ただ、それは研究にはなりにくいため、卒論として認められるのかどうかは大学によって、あるいは審査者によって異なるところだと思います。

仮説のある卒論にする方が良いでしょう。また、仮説を立てたうえで卒論を展開していくと、その仮説に対して他の研究の主張がどうであるとか、得られたデータの分析結果が仮説に沿っているかどうかなどの話をすることになりますので、仮説を軸にしたわかりやすい論文にできます。そのため、卒論を書きやすくなってきます。

さらに言うと、仮説を明確に立てていれば、分析結果が思ったようにならないネガティブデータであっても、論文を展開することができます。それについては、【4コマ漫画】統計分析しても有意差を検出できません!どうしたら良いですか?で語っております。

だからこそ、卒論において、仮説を立てることは不可欠の事ぐらいに思っていただきたいです。

4コマ漫画の内容について

4コマ漫画にあるように、試しに「仮説 自動生成」「仮説ジェネレーター」で検索をかけてみたところ、それについて語っている記事を1つみかけましたが、それ以外は見つかっておりません。しかもやや古い記事でした。

その記事をちゃんと読んだわけではないですが、AIの発展で仮説を自動生成する時代が来るか的なものっぽかったです。でもそれ以外にこの手の記事がないということであれば、仮説の自動生成は難しいのだろうと思います。

とはいえ、そんなのがあっても困るわけです。問題に対して仮説を立て、検証していくことで解決を図るというのは、社会に出ても必要となってくる問題解決スキルです。卒論に取り組むことでその力が養われることを考えると、仮説を自動生成するような技術があってはかえって困るということになります。観念して卒論に丁寧に取り組んでいくことが大切です。

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