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【笑える漫画付き】学習漫画って本当に効果あるの?学習・教育におけるメリットと探し方、ツール活用による自作の可能性を探る

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まさか学習漫画で目覚めるとは・・・

数学が苦手な女子高生が、数学の学習漫画を紹介されて・・・。

漫画は、感情表現なども簡単なので、文章の限界を超えて伝えられます。漫画を簡単に作成できるコミPo!は強力な表現ツールといえます!

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はじめに

学習を楽しく、視覚的に行う方法として学習漫画が注目されています。この記事では、学習漫画の効果を具体的に紹介し、実際に絵が描けない人でも作れる学習漫画の作り方を解説します。学習方法を新しくしたい、興味を持って学びたいという方はぜひご覧ください。

学習漫画とは

学校で学ぶ教科や大学の専門分野、日常役立つ知識などの学習に、漫画表現を活用する「学習漫画」と言われる漫画があります。

日本教育心理学会でも2019年にシンポジウムとしてとりあげられるなど(家島・菅谷・山内, 2019)、教材としての活用に期待が寄せられています。実際、学習漫画の効果については、様々な研究が行われています(例えば、岸, 2020; 向後・向後, 1998)。それらの研究からは、学習内容の周辺情報であるストーリー部分を漫画で表現することの重要性が示されていたり、漫画のどのような要素が学習者の関心・意欲につながるのかなどが検討されています。

私自身、学習漫画の作成を目指して、いろいろ勉強しながら実際に漫画創作をしています。そのなかで思ったのが、学習漫画は、単なるイラスト+文章で視覚的にわかりやすい、というだけではないということです。

学習漫画のメリットとは?

学習漫画には、以下のようなメリットがあります。

読みやすい

文字だけの教材と比べて視覚的な情報が豊富なため、理解が深まります。また、ストーリー形式なので読むのが楽しく、興味を引きやすいです。

記憶に残りやすい

イラストやストーリーが組み合わさった情報は、記憶に残りやすいです。情報を視覚的に伝えることで、記憶に残りやすくなります。また、漫画には、マンプといった独特の強調表現が豊富にあり、伝えたいポイントの印象づけがしやすいです。

興味を引きやすく学習意欲が向上する

ストーリー形式なので、読むのが楽しくなり、学習意欲が高まります。ストーリーが面白くて繰り返し読んだり、深く知るために自ら調べるなど、自学自習を促す可能性が高まる。また、良い漫画は、感情表現で自然に読み手の気持ちを揺さぶれるし、コマ割りのやり方しだいで、続きを読みたくなる表現ができるなど飽きさせない工夫ができます。

文章による説明が苦手な人がとっつきやすい

そもそも文章に抵抗がある人や、視覚的なイメージでの理解・記憶が得意な人は、実際にいます。そういう人に、伝えたいことを的確にスムーズに伝えるためには、漫画は有効です。

文章で学ぶ前の導入教材として使える

文章が苦手な人は何も最初から苦手な学習のしかたをする必要はないです。まずは、視覚的にイメージできるとっつきやすい情報によってポイントをおさえたうえで、文章で深く学ぶという段階を踏んだやり方は、文章が苦手な人にとっての学習法として有効といえます。最初から苦手なやり方で学習しようとして学習意欲をなくして何も身につかないというのは、一番ダメなやり方です。

学習漫画の探し方

学習漫画をちゃんとデータベースにしてとりあげているものとして以下のサイトを紹介します。他にもあるかもしれませんが、みつけたら追加します。

これも学習マンガだ!

このサイトは、トップページで、「文学」「社会」「生活」など学習分野のボタンがあり、そこから個々の漫画にたどっていけるようになっています。作品名や作者名で作品の検索もできます。それぞれの漫画は、推薦コメントをつけて紹介されていますので、これによってどのような漫画なのかがわかります。

このサイトのおもしろいところは、「これ『も』学習マンガだ!」となっているところですね。もともと「学習」ではなく、「楽しむ」を意図して作られた作品だけれども、読んでみると学べることが非常に多い。そういうのを特にとりあげているようなんです。

作品の性質上、読みながらキャラクターに感情移入してしまうので、あたかも「疑似体験」してるように感じられることもあるかもしれません。また、繰り返し読みたくなって、自然に学習できると思います。そういう漫画をメインにとりあげているのが特徴的だと思います。言いたいことをとりあげるとキリがないのですが、学習漫画を使った学習には、「学習部分」だけでなく、周辺情報である「ストーリー部分」が重要なんです。その意味では、学習を意図して作られた作品よりも、学習効果が高い場合があると思われます。

絵本ナビ「学習まんがをえらぶ」

このサイトは、「学習まんがの中から」検索できるようになっていて、国語やら数学やらのキーワードを入れると、漫画のリストがでてきます。

こちらは、もともと「学習」を意図したものがけっこう掲載されているのかなと思います。

リストをクリックすると、各漫画の作者、出版社、発行日、出版社からの内容紹介などいろいろな情報がでてきます。内容紹介をみれば、おおよそどんな漫画なのかがわかるでしょう。

学ばせたい内容の学習漫画が見つからない場合の対処法

仮に、教育目的で学習漫画を活用しようと考えた場合、想定しているような学習漫画が見つからない、あるいは存在しないということがあります。私自身がそうだったわけですが、そのための解決策として、自分なりに学習漫画を作ってみるということが考えられます。

「漫画を描いたことのない人がどうやって漫画を作るの?」と思う人は多いでしょうし、「そもそも絵がヘタクソなのに漫画なんて描けるわけないでしょ」と言いたくなる人もいるでしょう。

ところがどっこい、今の時代はまったく絵が描けなくても、漫画が作れるわけです。実際、私も、学習漫画を、漫画配信サイトで販売したり、SNSに投稿したりしていますが、絵は一切描いていません。本格的に漫画家になるわけではないので、絵を描かずに様々なツールを使って、独自の学習漫画をとりあえず作ってみるということをしています。

というわけで、以下では、絵を描かずに学習漫画を作る方法を紹介します。ちなみに、私はコミPo!というソフトを使っていますが、ここではその他の方法やツールも含めて簡単に紹介します。

フリーイラストで作成する

フリーイラストサイト(例えば、イラストACいらすとや)から使えるイラストをとってきて、セリフを入れるというやり方で作ります。無料だし簡単なので誰でもすぐにできます。ただし、こうしたイラストサイトでは、自分が表現したいものにピッタリのイラストが見つかるかどうかが重要となります。もっと柔軟に思い通りに漫画らしいものを作りたいと思ったら、専用のツールを使います。

World Maker

ジャンプ+から生まれたアプリです。絵が描けなくてもパーツを組み合わせたりとかして漫画のネーム等を簡単に作れるというものです。スマホなどで漫画のプランを考えたりするのには良さそうです。あと無料だったかと。

Comicaroid

ブラウザ上で漫画を作成するツールです。3D空間にキャラや物を配置して、特定の視点から写真を撮るような感じで1コマ1コマのシーンを作ります。無料です。ただ、1コマを作るのにけっこう労力と時間がかかります。

コミPo!

絵が描けなくても漫画を作成できるパソコンソフトです。私はこのソフトで学習漫画を作っています。使い勝手という点では最高峰だし、手軽に完成度の高いものを作成できます。製品ではありますが、安いです。1000円しません。無料体験版もあります。

私は、これらをひととおり試してみましたが、コミPo!がオススメなので、以下で紹介していきます。

学習漫画を作るならコミPo!がオススメ!

絵を描かずに漫画を作るのであれば、はっきり言ってコミPo!が圧倒的にオススメです。ざっとメリットを箇条書きすると以下の通りです。

漫画作成におけるコミPo!のメリット
  • ソフトを起動した後、とりあえず何をすれば良いかが直感的にわかります。マニュアルなしでとりあえず作成できるため、伝えたいことを漫画で表現するという目的をスムーズに達成できます
  • 基本的な機能だけで、十分に見れたものを作成できます。その意味で、手軽さと出来映えのバランスがちょうど良いです。
  • キャラクターや小物、背景素材、吹き出しなど、漫画で使える素材が豊富に用意されており、それらを組み合わせるだけでオリジナルの漫画を作成することができます
  • PNGやJPG等の画像やメタセコイアの3Dモデルのファイルを読み込めるため、慣れてきたら凝ったものを作ることも可能

とにかく手軽にさっと漫画を作ってみたいと考えたときに、コミPo!ほどスムーズに目的を達成できるものはなかなかないでしょう。というか、私が探した限りではみつかりませんでした。もし、もっと凝ったマンガを作成してプロのマンガ家になるというのであれば、そもそも自分で絵を描いたほうが良いです。プロになるのではなく、「他者にわかりやすく伝えたい」を目的にしている人にとっては、コミPo!は有効です。

実際にコミPo!を使って漫画を作成する場合、以下の手順で作成します。

コミPo!による漫画作成ステップ
  • コマ割りを選ぶ
  • キャラを選んでコマの中に配置する
  • キャラのポーズと表情を選ぶ
  • 吹き出しを選んでセリフを入れる
  • 背景を選んでコマに入れる
  • 必要に応じてプリントやマンプなどの素材を入れる

要するにコミPo!内にある素材を選んで入れていくなどの操作だけで作れます。だから直感的に作れるわけです。

この記事の最初に示している漫画は、「学習漫画」をネタにコミPo!で作ってみたものです。そのなかの主人公は、私が実際にコミPo!を使って作成している学習漫画(以下の記事で紹介)のキャラです。プロの漫画家でもないのに、こんなのが作れるわけです。

おわりに

本記事では、学習漫画の効果とその作り方について詳しく解説しました。学習漫画には視覚的な情報を豊富に使うことで理解を深める、記憶に残りやすい、そして学習意欲を高めるといったメリットがあります。また、絵が苦手な人でも学習漫画を作ることが可能で、その具体的な方法も紹介しました。この新しい学習法を使って、学びの楽しさを再発見してみてください。

参考文献

卒論のための漫画を作っています!

このブログではちょいちょい自作漫画をお示ししています。
そのほかにも、以下の卒論漫画を作成しており、多数の漫画配信サイトで販売しています。
詳しくは以下で紹介しています。

この漫画は卒論を学ぶことを意図した学習漫画です。
学習漫画は単なる文字+イラストではありません。感情を交えて表現するので、相手に的確に物事を伝える強力な表現方法です。
学習漫画を作ることに興味がある人はぜひ以下の記事をご覧ください。

なお、このブログでは、コミPo!使って漫画を作成しています。頭の中にある妄想を漫画で表現したいと思ったら、手っ取り早く表現することを可能にするツールです。

マニュアルいらずでまずはやってみるで作っていけるのでおすすめです!
無料体験版もありますので、ぜひ活用してみてください!

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