【漫画】問題解決能力って身につくの?
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記事の要約
- 問題解決能力は社会で直面する様々な問題に対処するために不可欠。
- 問題発見、原因分析、解決策立案、実行力の4つの力が問題解決能力を形成。
- 大学生活はこれらの能力を鍛える絶好の機会であり、授業やディスカッション、レポートなどを通じて育成が可能。
はじめに
大学生活で直面する様々な課題を乗り越え、将来的に社会で活躍するためには、一体どのような能力が必要とされるのでしょうか? そして、その能力はどのようにして身につければ良いのでしょう? 本記事では、問題解決能力の重要性とその身につけ方について詳しく解説しています。
問題解決能力ってどうして必要なの?
大学生活を送る中で、問題解決能力を身につけることは将来の自分にとって非常に重要です。なぜでしょうか? 社会に出ると、様々な問題に直面することになります。問題解決能力がないと、どうしたらいいのか分からず、立ち往生してしまうかもしれません。
例えば、仕事で難しい課題に直面したときどう対処すればよいでしょうか? 問題の本質を見抜き、原因を分析し、適切な解決策を立案できなければ、上司や同僚から信頼を失ってしまうかもしれません。また、人間関係でトラブルが起きた際、冷静に問題を特定し、建設的な解決方法を見つけられなければ、関係が悪化する一方です。
このように、社会に出れば問題解決能力なしには立ち行かなくなります。だからこそ、大学生のうちからその力を養っておく必要があるのです。大学生うちに問題解決能力を鍛えておけば、卒業後もスムーズに問題に対処できるはずです。問題解決能力は、人生をよりスムーズに過ごすための重要なスキルといえます。
問題解決能力は、「賞味期限のないスキル」のひとつです。「賞味期限のないスキル」とは、技術や社会の変化に左右されず、長期間価値を持ち続ける基礎的な能力であって、技術が発展にしていって価値のある仕事や収入を得やすい仕事が変化していったとしても、問題解決能力の必要性は変化しないということです。なお、賞味期限のないスキルをなぜ身につけていかなければならないか、どのようなスキルが含まれるのかについては、以下で説明しています。
では、問題解決能力とはそもそもどのようなスキルから構成されるのでしょうか、また、それらのスキルはどのように身につけることができるのでしょうか。
問題解決能力にはどんな力が含まれる?
問題解決能力といっても様々な分類が考えられます。 賞味期限のないスキルという観点から、生涯役立つスキルとしての視点に立つとともに、大学等での取り組みと関連づける意味で、以下のように分類しています。
問題発見
問題発見能力とは、物事の本質を見抜き、潜在的な問題点を発見する力のことです。この能力があれば、表面的には何も問題がないように見えても、根本的な課題に気づくことができます。
この能力は問題解決能力の第一歩であり、非常に重要な役割を担っています。そもそも問題を発見できなければ、解決の糸口すら見つからないからです。例えば、会社の業績が伸び悩んでいる時、単に売上が減っているという現象にとらわれるのではなく、その背景にある本当の原因を見つけ出せるかどうかが鍵となります。
問題発見能力があれば、次は原因分析や解決策立案へと進めます。つまり、問題発見なくしては問題解決そのものができません。
原因分析
原因分析能力とは、問題の根本原因を論理的に特定する力のことです。この能力があれば、表面的な現象に惑わされることなく、本質的な問題の所在を見極めることができます。
この能力は問題解決能力の中核を成す重要な役割を担っています。問題の原因が分からなければ、適切な解決策を立てることはできないからです。例えば、製品の不具合が発生した場合、単に「故障した」と片付けるのではなく、設計の問題なのか、製造工程の問題なのか、原因を徹底的に分析する必要があります。
原因分析能力があれば、次は解決策の立案に進めます。つまり、原因分析なくしては問題の本質的な解決はできません。
解決策立案
解決策立案能力とは、問題に対する効果的な解決策を考案する力のことです。この能力があれば、問題の本質を捉え、創造的かつ現実的な解決の道筋を描くことができます。
この能力は問題解決能力の中核を成す重要な役割を担っています。問題の原因が分かったとしても、適切な解決策がなければ問題は解決しないからです。例えば、会社の業績不振の原因が販売戦略の誤りにあると分かったとしても、新たな戦略を立案できなければ状況は改善しません。
解決策立案能力があることで、それを実行し、問題解決を図ることができるわけです。
実行力
実行力とは、立案した解決策を着実に実行に移す力のことです。この能力があれば、アイデアを形にすることができ、問題解決を成し遂げることができます。
この能力は問題解決能力の最終段階であり、欠かすことのできない重要な役割を担っています。立案した解決策があっても、実行に移さなければ問題は解決しないからです。例えば、会社の業績向上策を考案したとしても、実際に新しい施策を実行できなければ何も変わりません。
着実に行動に移す決断力と継続力が問題解決の鍵となるわけです。
問題解決能力を身につけるために大学ではどう取り組んでいったらいい?
大学では、問題解決能力を構成する「問題発見能力」「原因分析能力」「解決策立案能力」「実行力」を磨くための多くの機会があります。うまく言語化されないことも多いため、おそらく多くの学生さんが気づいてないかもしれませんが、以下に示すような機会に積極的に取り組むことが問題解決能力の育成につながっていきます。
授業
大学では講義形式の授業が多いですね。基本的に教授が話をして学生をそれを聴くということです。講義というのは、学生の聴く姿勢次第で得られるものが格段に変わってきます。授業では、問題解決能力のうち「問題発見能力」「原因分析能力」を磨くことができます。しっかり授業を聴くことによって、新しい知識を得ることができ、物事の本質を捉え、潜在的な問題点に気づく力が身につきます。
例えば、経済学の授業で経済理論を学べば、社会の課題を新たな視点から発見できるようになります。また、心理学の授業で人間行動の原理を知れば、対人関係でのトラブルの原因を分析する力が養われます。
これらの能力を身につけるには、授業に対する積極的な姿勢が不可欠です。単に教授の話を聞くだけでなく、常に「なぜ?」と問いを立て、深く考え抜くことが大切です。そうすれば、自ずと物事の本質が見えてくるはずです。また、疑問点があれば積極的に質問し、議論を重ねることで、より深い理解が得られます。
なお、大学の授業への取り組みによって、どのような力が身につくのかについては以下の記事で解説しています。
ディスカッション
大学の授業ではディスカッションの機会が多くあります。ディスカッションが苦手な学生さんもいますが、講義を聞くよりもメンバーで話し合ってるほうがラクという方もいますよね。ディスカッションは、問題解決能力の「問題発見能力」「原因分析能力」「解決策立案能力」を養う重要な機会です。ディスカッションでは、多様な意見に触れることで、物事の本質を捉え直し、新たな課題に気づくことができます。また、議論を通して問題の原因を掘り下げ、様々な解決策を検討できるのです。
例えば、環境問題に関するディスカッションでは、単に「地球温暖化が進行している」という表面的な問題だけでなく、その背景にある産業構造や生活様式の問題点に気づくかもしれません。そして、原因を多角的に分析し、再生可能エネルギーの活用や省エネ製品の普及など、具体的な解決策を提案し合えるでしょう。
これらの能力を身につけるには、ディスカッションに対する積極的な姿勢が不可欠です。自分の意見を主張するだけでなく、他者の意見に耳を傾け、疑問を投げかけ、建設的な議論を重ねることが大切です。そうすれば、より深い洞察と創造的なアイデアが生まれるはずです。
なお、大学におけるディスカッションへの取り組みによって、どのような力が身につくのかについては以下の記事で解説しています。
発表
大学の授業では発表(プレゼンテーションともいいますね)の機会がけっこうあります。1人で発表することもあればグループで発表することもあります。得意な学生もいれば苦手な学生もいます。発表は問題解決能力における「解決策立案能力」を身につける機会となります。発表の準備を通して、課題に対する具体的な解決策を立案する力が養われるからです。
例えば、ゼミでの研究発表では、自身の研究テーマに関する問題点を明確化し、その解決策をまとめて発表する必要があります。そのプロセスで、問題の本質を捉え直し、創造的かつ現実的な解決の道筋を描くトレーニングができるのです。
この能力を身につけるには、発表に対する真摯な姿勢が不可欠です。単に形式的に発表資料を作るのではなく、常に問題意識を持ち、根本原因を探り、様々な選択肢を検討することが大切です。また、発表後の質疑応答を通して、他者の視点から自身の解決策を見直し、よりよいものへとブラッシュアップすることもできます。
なお、グループ発表で、絶対にやっちゃいけないのが他人任せです。役割分担してもよいですが、自分の役割しかやらないというのではなく、メンバーがやってくれていることにも目を向け、理解することが大切です。
なお、大学での発表への取り組みによって、どのような力が身につくのかについては以下の記事で解説しています。
レポート
大学の多くの授業でレポートを作成することになります。レポートが嫌いな学生さんは多いですよね。でもね、レポートは授業の内容について深めるだけでなく、問題解決能力における「問題発見能力」「原因分析能力」「解決策立案能力」の育成に役立ちます。レポートを書く過程で、課題の本質を捉え、背景にある原因を探り、具体的な解決策を提示する必要があるからです。
例えば、環境問題に関するレポートでは、単に「地球温暖化が進行している」という表面的な問題にとどまらず、その根本原因を発見する力が問われます。化石燃料の大量消費や森林破壊など、多角的な視点から原因を分析し、再生可能エネルギーの活用や省エネ製品の普及など、現実的な解決策を立案する必要があるのです。
これらの能力を身につけるには、レポート作成に対する真摯な姿勢が不可欠です。課題に対する強い問題意識を持ち、常に「なぜ?」と根本原因を探ることが大切です。また、様々な情報源から知見を集め、多角的な視点で分析を重ね、創造的な解決策を導き出す姿勢が求められます。
なお、大学におけるレポートへの取り組みによって、どのような力が身につくのかについては以下の記事で解説しています。
卒業論文
大学によっては卒業論文を求められるところがあります。卒業論文をやりたくないと思う学生さんも多いですよね。だけどね、卒論にしっかり取り組むことで専門性だけでなく、賞味期限のないスキルを総合的に養うことにつながるんです。問題解決能力に関しては、「問題発見能力」「原因分析能力」「解決策立案能力」「実行力」の育成に役立つわけです。卒業論文では、自ら研究テーマを設定し、問題を発見、原因を分析、解決策を立案、そして実際に論文を執筆するという一連のプロセスを経験するからですね。
例えば、環境問題をテーマに卒業論文を書く場合、単に「地球温暖化が進行している」という表面的な問題にとどまらず、その根本原因を発見する力が問われます。化石燃料の大量消費や森林破壊など、多角的な視点から原因を分析し、再生可能エネルギーの活用や省エネ製品の普及など、現実的な解決策を立案する必要があります。そして最終的に、論文という形で自身の考えをまとめ上げる実行力が求められるのです。
これらの能力を身につけるには、卒業論文作成に対する真摯な姿勢が不可欠です。しっかりと問題意識と探究心を持ち、常に「なぜ?」と根本原因を探ることが大切です。また、様々な情報源から知見を集め、多角的な視点で分析を重ね、創造的な解決策を導き出す姿勢が求められます。そして、計画的に論文を執筆し、完成させる実行力を発揮することが重要となります。
なお、大学における卒業論文への取り組みによって、どのような力が身につくのかについては以下の記事で解説しています。
おわりに
大学生活を通じて問題解決能力を鍛えておくことは、卒業後の社会人生活で直面する様々な問題に対処する上で非常に重要です。問題発見能力、原因分析能力、解決策立案能力、そして実行力―これら4つの力をバランス良く養うことで、どんな困難も乗り越えられる力を自分のものにしましょう。
大学での学びは、単に知識を得るだけでなく、自分自身の未来を切り開くための「賞味期限のないスキル」を身につける絶好の機会です。大学にいるうちに、学業や卒業論文に真摯に取り組むことで、問題解決能力、そして賞味期限のないスキルを獲得できます。
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