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【笑える漫画付き】ロジカルシンキング(ロジカル思考)の必要性って説明できる?痛い大人になりたくなければ、大学生のうちにちゃんと習得すべき

大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。

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【漫画】論理的に考えてみよう!

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はじめに

「ロジカルシンキング」ってわかりますか? ロジカルシンキングとは何か、どう役立ってくるのかをちゃんと説明できますか?

ロジカルシンキングは、物事を整理して筋道を立てて考えることであり、論理的思考とかロジカル思考ともいいます。ロジカルシンキングができると、自分自身の主張を他者に論理的に説明できたり、誤った情報に騙されないで済んだり、問題が起きたときの解決策を見つけるのに役立ったりします。

これをちゃんと理解するためにぜひ読んでいただきたいのが、「こどもロジカル思考」という本です。書名に「こども」とあるわけですが、紹介したい対象は、「小学生」ではなく「大学生」です。社会人でもちゃんと理解するために読んだほうがいいと思う。

この記事では、ロジカルシンキング(ロジカル思考)とは何か、それを理解するための「こどもロジカル思考」の紹介、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得するために大学で取り組むべきことを紹介します。

なお、ロジカルシンキングという言葉で説明しようと思う一方、紹介したい本では、「ロジカル思考」となっているので、間をとって「ロジカルシンキング(ロジカル思考)」と書きます

ロジカルシンキング(ロジカル思考)って何?

「こどもロジカル思考」に書いてあることですが、「ロジカルシンキング(ロジカル思考)」とは、物事を整理して筋道を立てて考えることです。人生ではいろいろな問題が起こります。それは、社会人として働いていてもそうだし、日常生活においてもそうです。それらの問題を解決するときにロジカルシンキング(ロジカル思考)が役立ちします。

・・・といったぐらいの話であれば、多くの本でも出てくるような内容だと思います。論理的に考えること、論理的に説明すること、客観的に物事をとらえること、答えのない問題を解決すること、などこれからの人生を生きていくうえで必要な力があります。それらが必要だ、ということ自体は、学校でも言われることだし、大学に通っていればなおさら聞かされる話だと思います。実際、社会人として働いているとそのような力が必要とされる場面に日々出会うことになります。

しかし、ロジカルシンキング(ロジカル思考)の必要性を理解するのがなかなか難しい。学生さんに伝えようにも、なかなかピンとくる様子がない。問題解決に関する様々な本をみてきたし、論文なども調べましたが、なかなか良い説明のしかたが見つからなかったんです。

そんななか、「こどもロジカル思考」を読んでみたわけですが、小学生が理解できるように書かれているだけあって、わかりやすいです。「ロジカルシンキング(ロジカル思考)が難しいと、こんな痛い大人になっちゃうんだ」と思わせてくれるので、そうならないためにロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得しようという考えになるんじゃないかと思うわけです。

「こどもロジカル思考」ってどんな本?

この本は、ロジカルシンキング(ロジカル思考)について具体例を交えて小学生が理解できるように書かれている、つまり、ピンとくるような説明になっています

どのように説明されているかというと、物事の説明のしかたや相手を説得するやり方について、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を持っている人と持っていない人の違いを事例を通して比較するところから始まります。そのうえで、ロジカルシンキング(ロジカル思考)とは何か、どんなときに役立つか、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を実践するための方法、ロジカルシンキング(ロジカル思考)の鍛え方、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を妨害する「思い込み」などの話が説明されています。

読むことによって、ロジカルシンキング(ロジカル思考)があることのメリットと、それがないことによるデメリットがちゃんとわかるわけです。そして、「ロジカル思考ができないと、こんな痛い大人になっちゃうんだ」ということがわかるので、その必要性を感じとれる内容になっています。

痛い大人って、例えば、すごく偉そうに恥ずかしいことを言っちゃう人とか、自分ではまともなことを言っているつもりでも単に相手を脅しているだけの人とか、いろいろです。大学生でもそういう人がいます。「あなた、そんなことやって警察に言われたら、アウトですよ」って言いたくなる。だからこそ、ロジカルシンキング(ロジカル思考)をしっかり身につけてほしい

ロジカルシンキング(ロジカル思考)によって身につくこと

ロジカルシンキング(ロジカル思考)によって身につく大事な力を3つとりあげました。それは、論理的に説明する・理解すること、誤った情報に騙されないこと、問題が起きたときに解決策をみつけることです。

論理的に説明する・理解する

論理的に説明する、つまり自分の主張を根拠をもってわかりやすく伝え、他者に理解してもらうことができます。また、ロジカルシンキング(ロジカル思考)によって、他者の考えや物事を論理的にとらえることができ、おかしな論点や思いがけない盲点に気づくこともできます。逆に、ロジカルシンキング(ロジカル思考)が不足していると、相手を説得するために以下のような説明になってしまいます

ロジカルシンキング(ロジカル思考)ができない人の説明と解釈のパターン
  • 強い口調や感情的な言動で相手をねじ伏せる
  • 伝わっていないにも関わらず、同じような説明をしつこく繰り返す
  • 「すごい」「たいへん」などの抽象的な言葉だけで説明する
  • 相手の話を聞かずに自分の主観的な判断だけで説明する
  • 間違った論理を正しく見せかけて説明する(詭弁)
  • 非論理的で説得力がないことを理屈っぽく伝えて説明する(屁理屈)
  • 話し合うべき本題から外れ、相手の言葉の揚げ足取りをする
  • 意見に対して賛否を決めるのではなく、人に対して賛否を決める(個人攻撃)

そういう痛い大人がいますよね。そんな人になりたいでしょうか。そして、そんな人が自立して生きていけるのでしょうか。ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得しましょう。

誤った情報に騙されない

ロジカルシンキング(ロジカル思考)は物事を正確にとらえることにも役立つ思考です。世の中には、様々な誤った情報・・・というより、意図的に誤認させようとする情報もあります。普段、何気なくみている広告やニュースなどにもそうした情報は含まれています。意識的に正しく見ようとしないと、騙されて損をする可能性があるし、気づかないうちに損をさせられていることもあります。以下のような問題を抱える可能性があるので、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得しましょう

ロジカルシンキング(ロジカル思考)ができない人が騙されるパターン
  • 情報の真偽を確かめずにそれを信じ込む
  • 多数派や権力のある人の話に流される
  • データや事実のねつ造や曲解をする

なお、他の記事において、データやグラフ関連の過ちについて触れています。
例えば、以下の記事では、グラフマジックや詐欺グラフに触れています。グラフは情報を視覚的にわかりやすくするものですが、意図的に相手を誤認させるように作られていることがあります。

また、「こどもロジカル思考」で、相関関係と因果関係の違いについて触れられています。本ブログでも、以下の記事で、相関関係があるからといって因果関係があるとは限らないことを説明しています。

問題が起きたときに解決策をみつける

日常生活や社会生活において、様々な問題に直面します。持っている知識だけでは解決できない場合、多くの人はどのように対処するでしょうか?

アタフタする人もいるでしょうし、とりあえずウェブで解決方法を探す人もいるでしょう。知り合いに質問する人もいるかもしれません。それで解決策の案が見つかるかもしれませんが、その解決策の案が、自分自身の抱えている問題にピッタリ合わないこともあるし、たくさんの解決策の案があって、どれを適用したら良いかわからないということもあると思います。

ロジカルシンキング(ロジカル思考)があれば、問題が起きたときに、最も適した解決策をみつけることができます。仮に、その解決策がうまくいかなくても、次の解決策をみつけるための情報を引き出すことができるでしょう。問題解決能力は、これからの社会を生きていくうえで不可欠の能力といえます。

逆に、ロジカルシンキング(ロジカル思考)ができなかった場合、問題解決が必要な場面で、以下のような行動パターンとなってしまうでしょう。

ロジカルシンキング(ロジカル思考)ができない人の問題解決のパターン
  • 問題が起きたときに、対処の手順を持っていないため、頭が真っ白になる
  • 何か問題が起きたときに、人に原因を求める
  • 問題の原因を努力・やる気などの精神論に求める

そういう大人もいますよね。ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得しましょう。

ロジカルシンキング(ロジカル思考)は大学生のうちに習得しよう!

ロジカルシンキング(ロジカル思考)は大学生のうちに身につけておきたい力です。「こどもロジカル思考」を読んでみて思ったのは、ロジカルシンキング(ロジカル思考)に困難があると、「他者から信頼されず、話を聞いてもらえない人になるかもしれない」ということです。

ロジカルシンキング(ロジカル思考)の困難さによって、論理的に説明することが難しい場合、職場においても日常生活においても、コミュニケーション面で課題がでてきます。論理だてて話ができない、つまり根拠を持って話をすることができない、ということになるからです。

論理だてて話ができない人が他者に考えを主張する場合、強い口調で圧力をかけるような行動にでたりして、他者から信頼されない人になるかもしれません。あるいは、自らの主張を押し殺して、他者から言われるままに行動するだけになるかもしれません。

仕事やプライベートにおいて、他者から信頼される人間になるためには、論理だてて話ができることが大切です。そのためにもロジカルシンキング(ロジカル思考)は大学生のうちに習得しておきたいものです。

そのほか、誤った情報に騙されると、間違った判断をする可能性が出てきます。そうした情報は、日常のあらゆる場面でしれっと存在していますが、その情報を鵜呑みにして大きな損失を被る可能性もあります。そういった誤情報から身を守るためには、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を身につけて、騙されない人間になることが大切です。

また、仕事でもプライベートでも、様々な問題に直面することがあります。それを適切なやり方で解決するためには、問題解決能力が必要です。

大学を卒業して社会に出るということは、様々な判断を自分でしていかなければならないし、仲間関係を自分の力で築いていかなければなりません。大学生のうちに、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得しておかないと不利になったり、様々な問題を抱える可能性があります

ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得するために大学で取り組むべきこと

大学では、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を鍛えるための機会が十分にあります。特に授業でのディスカッション、レポート課題、そして卒業論文は、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得するための重要なフィールドとなります。

授業におけるディスカッションに取り組む

大学の授業でのディスカッションは、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を磨くための絶好の機会です。ディスカッションでは、自分の意見を明確に表現し、他人の意見を理解し、問題解決に向けて有効な意見を形成することが求められます

特に、自分の主張を根拠を持って表現し、それを他人に説得力のある形で伝える能力は、ロジカルシンキング(ロジカル思考)が不可欠であり、それを磨くための重要なプロセスです。 また、他人の意見から新たな視点や情報を得ることで、自分の思考を再構築する能力も鍛えられます。これらは、問題解決や意思決定など、社会人として必要なスキルの基礎となります。

近年、大学において、オンライン授業(遠隔授業)をどう考えるかという話があります。注意が必要なのは、オンライン授業(遠隔授業)は決して「ビデオをみて課題やって終わり」という話ではないということ。大学は単に知識をつける場ではなく、それを実践力に変えていかなければなりません。そうなると、ディスカッションが不可欠となります。以下の記事で説明していますが、オンライン授業(遠隔授業)においても、ディスカッションの機会をしっかり確保することが大切です学生さんはその機会を活用し、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得するようにしましょう

レポート課題に取り組む

レポートを書く過程では、まず情報を集め、それを整理し、自分の考えを明確に表現する必要があります。これらの過程全てでロジカルシンキング(ロジカル思考)が必要となります。 情報を整理する際には、得られた情報が的確なものであるのかを判断する必要があります。また、様々な情報がどのように関連しているのか、どの情報が重要でどの情報がそれよりも優先度が低いのかを判断しなければなりません。

自分の考えを明確に表現するためには、その考えが論理的に整合性があるか、主張が根拠に基づいているかを確認する必要があります。読者が自分の考えを理解できるように、情報を効果的に組織化し、明確で論理的な文章で表現する技術も学びます。 以下の記事で説明していますが、レポートには主張と根拠を書きます。

こうしたことから、レポートに真剣に取り組み、自分の力で完成させることは、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得し、社会で役立つ力を養うための重要な機会となります。生成AIを活用してレポートを作成する方法もありますが、手を抜くために活用するのではなく、正攻法の活用のしかたによって、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得しましょう(以下の記事)。

卒業論文(卒論)に取り組む

卒業論文では、独自の研究テーマを設定することが求められ、そのテーマについて深く考え、論理的に組み立て、最終的にはその全過程を論文としてまとめることを要求されます。この過程で、情報の収集、分析、組織化、そしてその情報を用いて自分の考えを論理的に表現するスキルが必要となります。さらに、自分の主張を明確に述べ、それを支える根拠を示すことで、自己の思考を明確に他者に伝える能力も鍛えられます。

レポートと大きく異なるのは、レポートが誰かが言っていることを根拠としてそれらをまとめるのに対し、卒論は、自らデータを集めるなどして自分で根拠を作っていくことにあります。したがって、オリジナリティのある新しい知識を構築するという点で卒論は、より実践の場で役立つ力となります。卒論では何をやるのか、どんな力が身につくのかを以下でも説明しています。

卒論を単なるやっつけ仕事としてではなく、4年間の集大成として、社会で役立つ力を身につけるための大事な機会ととらえましょう。また、以下で説明していますが、卒論を学ぶための漫画を紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

ディスカッション、レポート、卒論などの活動は、基本的に答えが明確でない問題に対して、根拠を持って自分なりの答えを導くことです。そうした活動は、ロジカルシンキング(ロジカル思考)を習得するのに役立つし、社会に出てから当たり前のように直面する問題に対処する力にもなっていきます。ロジカルシンキング(ロジカル思考)は、自分の意見を論理的に構築し、それを他者に伝え、問題解決に役立てるための重要な能力です。大学生活はそれを鍛え、習得していくための重要な時期であり、その機会を最大限に活用すると良いです。

おわりに

ロジカルシンキング(ロジカル思考)の大切さを伝えました。大学生であれば、ディスカッション、レポート、卒業論文に主体的に取り組むことで習得できる力です。ロジカルシンキング(ロジカル思考)についてちゃんと理解するためには、「こどもロジカル思考」を読んでみてください。「こども」とあるし、説明のための題材も小学生向けだし、漢字にふりがながふってあったりしますが、内容的には侮れません。大人が読んだとしても、ロジカルシンキング(ロジカル思考)の必要性を「具体的に」理解できるという点で価値があります。他書のように「何となくわかった気になる」のではなく、本当にロジカルシンキング(ロジカル思考)の必要性がわかると思います。

当然、大学生にとっても、読む価値が十分にあります。読んだ後、大学の授業への取り組みも変わってくると思われますし、卒業論文も主体的に取り組めるのではないでしょうか。

卒論のための漫画を作っています!

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この漫画は卒論を学ぶことを意図した学習漫画です。
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