大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。
【漫画】情報整理に向かない方法
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記事の要約
- 大学生の整理整頓・情報管理の困難さを小さなプロセスに分解し、具体的な問題点を特定すること
- 「講義ノートや資料の整理ができない」「必要な持ち物を忘れたり、なくしたりする」「デジタル資料の保存や管理が苦手」という3つの問題を例としてとりあげる
- 各問題に対し、アプリやツールを活用した実践的かつ効果的な対策方法を詳細に説明
はじめに
大学生活では、管理すべき情報や物が多くなるとともに、それらをほぼ完全に自己管理することになりますね。情報を整理し管理する能力は、情報収集能力の一部でもあり、大学だけでなく就職してからも不可欠な力といえます。以下の記事では、情報収集能力には何があるのか、情報等を整理・管理することは、情報収集能力のどこに位置づけられるのかを説明しています。
情報等をどのように整理したらよいか分からなくなったことはありませんか? 多くの人が悩むと思いますし、整理整頓・情報管理はおそらく正解があるわけではないのでしょう。
本記事では、多くの大学生が抱える整理整頓・情報管理の問題に焦点を当て、具体的な解決策を提案します。特に注目すべきは、大きな問題を小さなプロセスに分解し、それぞれに対して実践的な対策を立てるアプローチです。
なぜ整理整頓・情報管理に苦戦するのか?
大学生活では、多様な授業や活動に参加するため、管理すべき情報量が急増します。また、自己管理の責任が増す一方で、時間管理のスキルが未熟な学生も多いです。
こうしたことを含め、大学生が整理整頓・情報管理に苦戦するのは、以下のような要因が挙げられます。
- 授業ごとに異なる形式の資料や課題が蓄積し、統一的な管理が難しい
- サークル活動やアルバイトなど、学業以外の予定も増え、時間の使い方が複雑化する
- デジタルとアナログの情報が混在し、効率的な整理方法を見出せない
- 自己管理の経験不足から、効果的な整理システムを構築できない
- etc
実際には、これらの要因が個々に働くのではなく、複数の要因が重なって、大学生を苦しめることになります。
整理整頓・情報管理の問題を細分化する重要性
大きな問題に圧倒されないためには、それを小さな部分に分解することが効果的です。なぜなら、小さな部分に分解することで、問題が具体化され、自身の本来の弱点が可視化されるからです。
例えば、整理整頓・情報管理の問題がある場合、次のような困難が生じます。
- 講義ノートや資料の整理ができない
- 必要な持ち物を忘れたり、なくしたりする
- デジタル資料の保存や管理が苦手
大学生がよく直面する問題ですが、これらを改善しようと思っても、どうしたら良いかわからなくなってしまいますね。上述したように、もっと問題を小さな部分に分解し、本当に弱点となっている部分がどこなのかを可視化することが大切です。
また、解決する場合には、「努力する」「ガンバル」のではなく、取り組みやすい方法やアプリなどのツールを活用することが大切です。つまり、苦手部分を補うための代替手段をみつける、ことがポイントです。
以下では、これらの問題に対する具体的な解決策(つまり、代替手段になるもの)を見ていきましょう。
整理整頓・情報管理における問題別の解決策
① 講義ノートや資料の整理ができない
ノートや資料をどう整理したら良いかわからなくなってしまうことはありませんか? この問題は以下のプロセスに分解できます。
問題のプロセス:
- 講義中にノートを取る際、構造化されていない
- 講義後、ノートや資料を適切に分類・保管していない
- 必要な時に目的の情報にアクセスできない
それぞれのプロセスに対する効果的な解決策(代替手段になるもの)を見ていきましょう。
問題のプロセス | 解決策(代替手段など) |
---|---|
1.講義中にノートを取る際、構造化されていない | ノートアプリを活用する。Evernoteなどのアプリを使用し、タグ付けや検索機能を活用。デジタル化により物理的な整理が不要になり、即時に取り組める。 |
2.講義後、ノートや資料を適切に分類・保管していない | カラーコード化システムを導入する。科目ごとに色分けしたファイルやノートを使用。視覚的に分かりやすく、すぐに実践できる。 |
3.必要な時に目的の情報にアクセスできない | 定期的な整理時間を設定する。週に1回、15分程度の短い時間を設定し、資料を整理。習慣化しやすく、負担が少ない。 |
② 必要な持ち物を忘れたり、なくしたりする
必要な持ち物を忘れたり、なくしたりして慌てることはありませんか? この問題は以下のプロセスに分解できます。
問題のプロセス:
- 必要な持ち物のリストを作成していない
- 持ち物の定位置が決まっていない
- 出発前の確認習慣がない
それぞれのプロセスに対する効果的な解決策(代替手段になるもの)を見ていきましょう。
問題のプロセス | 解決策(代替手段など) |
---|---|
1.必要な持ち物のリストを作成していない | チェックリストアプリを利用する。Todoistなどのアプリで持ち物リストを作成。スマートフォンで簡単にアクセスでき、即時に利用可能。 |
2.持ち物の定位置が決まっていない | 「見える化」収納を実践する。透明な収納ボックスを使用し、中身が見えるようにする。視覚的に把握しやすく、すぐに導入できる。 |
3.出発前の確認習慣がない | 出発前アラームを設定する。スマートフォンのアラーム機能を使い、出発15分前に持ち物確認を促す。既存の機能を活用するため、すぐに実践可能。 |
③ デジタル資料の保存や管理が苦手
デジタルの資料をどう管理したら良いかわからないと感じていませんか? この問題は以下のプロセスに分解できます。
問題のプロセス:
- ファイル名やフォルダ構造が不適切
- バックアップを取っていない
- 複数のデバイスでの同期ができていない
それぞれのプロセスに対する効果的な解決策(代替手段になるもの)を見ていきましょう。
問題のプロセス | 解決策(代替手段など) |
---|---|
1.ファイル名やフォルダ構造が不適切 | 高機能なファイル管理ツールを使う。例えば、自動的にファイルを整理できるツール(例、FenrirFS)や、整理されていなくてもみつけられるような強力な検索機能をもつツール(例、NotePM)を活用する。 |
2.バックアップを取っていない | ファイル名の命名規則を採用する。日付_科目名_内容という形式でファイル名を統一。シンプルで覚えやすく、すぐに実践できる。 |
3.複数のデバイスでの同期ができていない | 自動的に同期できるクラウドストレージを活用する。Googleドライブなど、一度設定すれば以後の作業が不要で、複数のデバイスで自動的に同期できる。 |
まとめ
整理整頓・情報管理の改善は、一朝一夕には実現しません。しかし、問題を小さなプロセスに分解し、それぞれに対して具体的な解決策を実践することで、徐々に改善していくことができます。
ここで紹介した方法を、自分の困難の内容に合わせて少しずつ取り入れてみてください。最初は小さな変化かもしれませんが、継続することで大きな成果につながります。
わかっていても、なかなか取り組めないということであれば、以下の「行動のヒント」を参考にしましょう!
- まずは1つのテクニックから始めてみましょう。例えば、ノートアプリを試してみるのはいかがでしょうか。
- 1週間試してみて、うまくいった点、難しかった点をノートに記録しましょう。
- 友達と一緒に取り組んでみるのも良いアイデアです。お互いの進捗を確認し合うことで、モチベーションが維持できます。
- 継続は力なり。小さな成功体験を積み重ねていけば、必ず大きな変化が訪れます。がんばりましょう!
整理整頓・情報管理のスキルを磨くことは、大学生活を充実させるだけでなく、将来的なキャリアにも大きく役立つはずです。
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