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【4コマ漫画】数値をゼロで割ったらゼロじゃないんですか!?

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大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。

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【4コマ漫画】ゼロで割ったらエラーになった

ゼロ除算とは

4コマ目の様子から、本当は間違った処理(ゼロで割った結果をゼロにする)をしてたということですね。ドヤってましたし。

エラーが出たときに、細かく気にする人とあまり気にしない人といると思います。あまり気にしなくてもすむエラーもありますが、放っておくと後が大変になるようなエラーもあります。簡単に調べるぐらいはした方が良いでしょう。

それと間違いがあったとわかった場合に、ちょっと大変でもやり直すことが大切です。この場を誤魔化しても結局はやり直しになるので早い段階で直した方が良いです。後になればなるほど大変です。

さて、4コマ漫画でとりあげた「数値をゼロで割る」ことを「ゼロ除算」と言います。答えをゼロだと考える人、無限大(∞)だと考える人、ゼロ除算はできないとする人がいます。勘違いというよりはそのように教えられているからのようですね。

これは単純にエラー(ゼロ除算できない)ものとして扱いましょう。

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ゼロ除算(ゼロで割ること)とは

ゼロ除算とは単純に数値をゼロで割ることです。「1÷0」とか「3÷0」とかのことです。しかし、その結果の解釈については、次のようにいろいろあります。

  • ゼロになる・・・中学校とか高校とかででしょうか? ゼロで割るとゼロになると教わった人がけっこう多くいるようです。何とも説明しようがないですが、ゼロにはなりません。
  • 無限大(∞)になる・・・これは高校数学で極限とかについて教わるときに出てくる話です。例えば、10÷5は2ですね。割る数を小さくして、10÷2にすると5となり、答えは先ほどより大きくなります。割る数をさらに小さくして10÷0.2にすると50になって答えはさらに大きくなります。つまり、割る数を小さくするほど計算結果が大きくなるのです。そのように考えると、割る数を限りなく小さくし0に近づけると計算結果が凄まじく大きくなります。それを拡大解釈すると0で割ったら答えがとても大きくなって無限大になるという話です。先ほどの「数値をゼロで割ったらゼロになる」という解釈よりもマシな気はします。
  • そもそもゼロ除算はできない・・・もっとも有力なのはこちらのようです。ゼロは特別な値なので割るための値として使うことができない。実際、ゼロで割った結果を何らかの値としてしまうと不都合が起こってしまうこともあります(どんな数値もゼロで割ると同じ計算結果になるため元の数値を特定できないとか・・・)。パソコンソフトとかでも、エラーとして扱われるので、そもそも計算できないと考えて諦めた方が良いわけです。

というわけで、ゼロ除算の結果は、厳密には計算できないと考えて別対応をした方が良いということです。

なお、統計ソフトなどでは、ゼロ除算のエラー記号として、Infなどが用いられたりします。Infは無限大を意味する記号ですので、無限大という解釈も可能かもしれないのですが、エラーには違いないのでそのまま処理できません。やはり計算できないものとして扱った方が良いです。

ちなみに、少なくともゼロではありません。

データ処理におけるゼロ除算とその問題点の例

データ処理をする際に起こり得る、ゼロ除算の例とそれによって起こる問題の例をメモ書きしておきます。自分のためのメモなのでわかりにくいです。

<ゼロ除算の発生>
質問紙(アンケート)をする場合、回答を何らかの形で得点化したりします。その得点化は、いくつかの質問項目をまとめて1つの得点を算出することがあります。

例えば、A~Eの5個の質問項目があり、それぞれ1~5で回答するものとします。ある人は、Aが4、Bが2、Cが3、Dが4、Eが3だったとすると、その人の得点は、これらの平均値として次のように計算します。

(4+2+3+4+3)÷5=3.2

質問紙によっては、A~Eの1部だけの回答を認める場合があるかもしれません。それによってある人がAを2、Cを3、Dを1とし、BとEには回答しなかったとすると次のように計算します。

(2+3+1)÷3=2

この場合、回答したのは3項目だけなので、平均値の計算をする場合も3で割ることになります。

このような質問紙であるとすると、回答者の中にはいずれの項目にも回答しない人がいる場合もあります。それをちゃんと確認しないでエクセルなどで一括処理をすると次のような計算になってしまいます。

(回答していないのでA~Eいずれも空欄)÷0となり、ゼロ除算エラー

A~Eのいずれも回答していないので、エクセルでは、割られる側の数はすべて空欄などになるし、割る側の数は、回答した項目がないため0として扱われます。それでゼロ除算エラーとなります。

<ゼロ除算によって生じる問題>

ゼロ除算の処理によってどのような問題が起こるでしょうか。ゼロ除算エラーとなった部分は、ゼロにするのではなく、除外するなど別の対応が必要です。

例えば、上記の質問紙のように、A~Eの質問項目について回答した人が5人(Mさん、Nさん、Oさん、Pさん、Qさん)いたとします。そのうち1人はA~Eいずれも未回答でゼロ除算エラーとなっていたとします。A~Eの平均点がそれぞれ次のようになっていたとします。

Mさん:3.2、Nさん:2.5、Oさん:すべて未回答でゼロ除算エラー、Pさん:1.5、Qさん:4.0

それでその平均値としてゼロ除算エラーをゼロとした場合と除外した場合の平均値を比較します。

ゼロとした場合:(3.2+2.5+0+1.5+4.0)÷5=2.24

除外した場合:( 3.2+2.5+1.5+4.0 )÷4=2.8

このように計算結果に違いがでます。ゼロ除算エラーとなったものを除外する方が通常は正しい値になります。ゼロとしてカウントしてしまうと知らないうちに間違った結果でデータ分析などを進めてしまうことになりますので、エラーを無視せず対応していくことが大切です。

ゼロ除算以外のエラーについても無視せず対応する

ゼロ除算以外にも、エクセルではいくつかのエラーがあります。ネットを調べれば情報はたくさんありますので、調べてみると良いでしょう。

例えば、数値を使った計算をしたいのに、参照した値のなかに数値ではないもの(文字列など)が含まれていたとか、検索したい値がみつからなかったなどがあったりします。

それぞれきちっと対応しておかないと、後で大きな問題になったりしますので、その都度調べるクセをつけると良いでしょう。

データ分析
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