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【漫画】生成AIのパーフェクトな個人情報対策!
大学で生成AIの利用について注意事項の説明がありました。そこで気づいたことは…?
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はじめに
大学において、生成AIを活用することに興味のある大学生は多いと思います。一方で、不安も多いのではないかと。
最近、生成AIの活用については大学でも話題になっているのではないでしょうか。実際、生成AIは、レポート作成や学習の補助など、大学生にとって役立つツールです。
しかしながら、生成AIの利用には注意が必要です。ほとんどの大学生は、大学から、生成AIの利用について注意文書を周知されていると思います。そのため、学生さんのなかには「生成AIを活用してみたいけど、使っていいのかどうかわからない」という方もいると思われます。 本記事では、「大学で生成AIをどのように活用すれば良いのか」「何を注意すべきなのか」について解説します。
生成AIとは何か?
生成AIは、プロンプトと呼ばれる命令にそって、テキスト、画像、動画、音声などを生成する技術です。実は、大学によっては、生成AIの活用を推奨し、生成AIによってできることを大学のホームページで示していたりします。そこまで示さないにしても、生成AIが学生の学修を促進すると考える大学や教員は多いのではないかと思います。むしろ、使いこなせない人の方がヤバイという風に将来的にはなるかもしれません。
しかし、その使用には注意が必要で、生成AIの出力内容を批判的に分析し、正確な情報かどうか確認することが求められています。また、入力であるプロンプトに入れてはいけない内容を把握することや、著作権の問題につながらないかを確認することなどが必要となります。
大学での生成AIの活用方法
大学での生成AIの活用例には、例えば以下のものがあります。そして実際にそれを学生向けに紹介していることもあります。
これらの活用例からもわかるように、生成AIは大学生にとって有用なツールと言えますし、正しく使うのであれば、生成AIの活用を推奨している大学もあるということです。
生成AIの活用に際して注意すべき点
しかし、生成AIを活用する際には注意が必要です。すでに、ほとんどの大学生は、大学から生成AIの利用に関する注意点について周知されていると思います。
というのも、文部科学省は、各大学に「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」というものを各大学に周知しており、それを踏まえて、ほとんどの大学は、学生に生成AIの利用に関する注意文書を周知していると考えられるからです。その内容は、例えば、「レポートなどで生成AIの出力をそのまま使うことは基本的に不適切」という感じの内容です。
この点については、以下の記事で説明しています。「そのまま」ではなく、こんな形で生成AIをレポートに使うなら、学びになってよいのではないかという話です。
では、大学における生成AI活用で注意すべき点をとりあげましょう。主なところとしては、以下の3点となりますが、それぞれが想像以上に深刻な問題につながります。
機密情報や個人情報の入力に注意する
生成AIに入力した内容は、生成AIの学習に利用され、意図せず外部に公開される可能性があります。例えば、教員や友達の個人情報を含む機密情報を入力してはならないし、授業の資料なども勝手に使ってはダメでしょう。
著作権の侵害になっていないか注意する
生成AIは他者の著作物に類似した文章や成果物を出力する場合があります。そのため、著作権を侵害していないか、他者のアイデアを奪う内容となっていないかを確認する必要があります。
生成AIの出力内容の正確性を確認する
生成AIが出力する内容には不正確な情報や矛盾する情報が含まれる場合がけっこうあります。レポートや卒論で生成AIを利用した場合、架空の人物や存在しない参考文献でそれらしいものを作成してくるので注意が必要です。正確な情報か否か、他の情報源を根拠として確認することが必要です。
「じゃあ、そもそも生成AIを使わないほうがいいの?」って思う方もいるかもしれません。 しかし、生成AIのメリット・デメリットをわかっている人が、生成AIからの回答を批判的に分析し使いこなすのであれば、学修に役立てられるし、仕事の効率を格段に向上させることが可能となります。その意味で、おそらく多くの大学や教員が、生成AIの活用を学生に推奨したいという気持ちはあると思います。
一方で、上述した問題を完全に回避することが難しく、推奨したいけど現時点では難しいと考えているのではないかと思われます(私や私の周りはそうです)。
そもそも、生成AIの活用能力は、おそらく将来不可欠なスキルになってくるので、学生には、正しく使う方法は身につけてもらいたいぐらいです。今の時代でいう、WordやExcelと同等ぐらいに当たり前に使えないといけないツールになると思われます。
つまり、ここに書いてある注意点をよく理解し、どんな場面だったら活用できるのかを学んでいくことが大事です。有効な場面において、自身の求めている出力を得られるように、プロンプトの記述のしかたも試行錯誤しながら身につけていくことが重要です。
おわりに
大学では、生成AIそのものを否定しているわけではなく、メリット・デメリットをよく理解して生成AIを自らの学修に役立てる使い方はいずれ認められるだろうと考えます(たぶん)。学生が身につけるべきことは、生成AIでできることとリスクをよく理解し、的確なプロンプトを作れるようにすることです。
生成AIの活用は、学習効率の向上や新たな発見につながる可能性を秘めています。注意点をよく理解したうえで、生成AIを自身のスキルの向上や業務の効率化に役立てるためには、継続的な学びが重要です。
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