大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。
【漫画】セコイ手で文字数を増やしたつもりがまさかの失敗に…
大学生のモチバとジュリがレポートで何やら悩んで・・・というか、イライラしています。どうしたのでしょう??
漫画は、感情表現なども簡単なので、文章の限界を超えて伝えられます。漫画を簡単に作成できるコミPo!は強力な表現ツールといえます!
はじめに
レポート課題における文字数の問題に悩む大学生必見!
レポートの「2000字以内」とか「2000字程度」ってどう違うのでしょう?? 文字数を無理やり増やそうとして、せこい手に走ってませんか?
この記事では、レポートの文字数の意味や、文字数を満たすための正攻法を解説します。レポートの考え方を知って、文字数に悩むことなく書けるようにしていきましょう!
レポート課題における文字数の考え方。例えば「2000字程度」ってどういうこと?
大学で課されるレポート課題などでは、文字数を指定されることがあります。例えば、2000字以内とか2000字程度とかっていうようにです。その意味をわかっていますか?
「以内」と「程度」では、文字数の範囲が変わってきますので注意が必要です。
- 2000字以内・・・この場合、指定文字数の8割以上で書きます。2000字の8割が1600字なので、1600字~2000字で書くということです。2000字”以内”とわざわざ言っているわけですから、2000字を超えてはいけません。学生さんのなかには、多ければ多いほど良いと解釈しているのか、2000字以内なのに2500とか3000字で作成する人もいます。けっして褒められることではありません。2000字以内なら、1600字~2000字で書きましょう。
- 2000字程度・・・この場合、2000字前後というような感じです。おおよそ±1割と言われているので、1800字~2200字で書くと考えましょう。”程度”となっているので、若干この範囲を超えたとしてもルール違反にはならないのですが、常識として±1割になるようにします。
レポートとかって本来は文字数ではなく内容が大事なのですが、文字数を明確に指定しておかないと2000字程度で書いてほしいのに、1~2行程度の文章で終えてしまおうとする学生もいるわけですね。100字いくかいかないかぐらいですよ。レポートで書くべき内容って100字程度で済むような話ではありませんので、2000字程度っていう指定をしなければならなくなってしまいます。とはいえ、文字数を指定すると、学生さんがとにかく文字数を埋めることばかりを意識してしまって、内容がおろそかになったりもします。それだと本末転倒ですけどね。
こんなやり方でレポートの文字数を増やすのはせこい?
学生さんのレポートでときどき以下のようなものを見かけます。見ていて恥ずかしいぐらいに幼稚な文章になるからやめたほうがいいですよ。
形容詞や副詞って、下手な使い方をすると論理的な文章から、かけ離れてしまいます。例えば、「とても大きい」みたいな表現ってあいまいですよね。数値データを探してきて、「〇〇よりも〇倍大きい」みたいな言い方をするほうがマシかもしれません。
あと、私自身は出会ったことないのですが、以下のようなやり方をする人もいるそうです。マンガでタイダ君がやってたやり方です。
ようするに、白い背景の文書で、テキトーな文字を白文字にして見えない状態で紛れ込ませるというやり方。で、なるべく自然な見た目になるように、文章を開業する際の余った部分に白文字を入れるわけですね。よく考えるなぁと思うと同時に、せこいなぁと思います。
レポートの文字数を増やすなら、根拠部分を補強!たかが2000字程度と思えるように
レポートは基本的に、主張と根拠から構成されます(以下の記事に説明あり!)。
主張は全体として伝えたいことになるので、レポートでは通常1つだけになります。文字数を増やすことができるとしたら、根拠部分になります。
1つの主張に対して、3つぐらい根拠があるとすると、①それぞれの根拠をもう少し詳しく(具体例などをつけて)説明する、②根拠を追加する、などすれば文字数はある程度増やすことができます。
なお、②の根拠の追加については、単純に主張を補強するための根拠を書くという方法もありますが、自分の主張に対する反論をとりあげ、その反論への対応を書くことで、主張を補強するというやり方もあります。
このように考えると、以下の手順でレポートを作成すれば、文字数に悩むことは少なくなります。
主張と根拠を明確にする
レポートの文字数で悩む人は、いきなり書き出そうとすることがあります。
最初は、何を書いたらよいのかを明確にしましょう。上述したように、主張と根拠を書くのがレポートです。主張とは、与えられたレポートのテーマに対して自分がどのように思っているのかであり、根拠とは、自分がなぜそのように思うのか、ということです。特に根拠は3つていど用意できると、レポート全体としてバランスがよくなります。根拠を3つ用意できるように主張を修正することも大事です。
主張と根拠を考えることができれば、文字数が足りない場合でも上手に増やすことができるし、レポート全体で何がいいたいのかが明確になります。
レポートでよくある「自分で何を書いているかわからない」がなくなります。
根拠を具体化する
根拠は3つぐらいあるとバランスがよいといいました。2000文字のレポートであれば、3つぐらいの根拠それぞれを500文字ていど書くことができれば良いです。
なお、主張と根拠が明確になっていれば、根拠部分は本や論文、国の統計資料などを引用して書くとよいです。そうすれば文字数をある程度満たしやすくなります。
必要に応じて内容を追加する
それでもレポートの文字数を満たせない場合は、自分の主張に対する反論を加え、その反論に対して自分なりに回答するとよいです。そうするとより説得力のあるレポートになります。
このように、レポートは主張と根拠を書くものであることをしっかり意識できれば、文字数をコントロールすることも可能になってきます。
ちなみに、誰でも理解できるように詳細な説明を加えることによっても文字数を増やすことができます。以下のリンクでは、卒業論文(以下、卒論)の文字数の増やし方を例として示しています。70字程度の説明が約5倍の360字程度まで増えています。参考にしてみてほしいです。
その中にも書いてありますが、1つ1つの内容に対して疑問をもちながら、それを解消するように書いていくと文章はいくらでも増えます。で、そういう疑問をもちながら論じていけるような力をつけるのが、レポートでもあります。レポートは字数を埋めれば良いというのではなく、しっかりとした問いを立て、それについて根拠を持って論じていくものです。そういう力がついていけば、レポートの文字数とか気にならなくなるんじゃないかなと思うんですね。
小手先のやり方で文字数を満たそうとするのではなく、ちゃんと力をつけてほしいわけです。
おわりに
この記事を読んで、レポートの字数についての理解が深まったことと思います。 特に、「以内」と「程度」の違いや、字数を無理に増やすためのせこい手段ではなく、内容を充実させる方法を重視するべきであるという点は重要です。 また、主張と根拠をしっかり書くことの大切さも学びました。 これからレポートを書く際は、ただ字数を埋めるのではなく、自分の意見をしっかりと根拠付けて表現することを心がけましょう!
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