大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。
【漫画】海外旅行で経験値アップだ!
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はじめに
本記事では、「観光」「旅行」に関する面白くて価値のある卒論テーマの提案をします。卒論はあなた自身の興味が引き金となり、深掘りすることが求められます。そのため、テーマ選びは卒論の成功を左右する重要なステップです。しかし、テーマ選びは容易なことではありません。そこで、この記事では「観光」「旅行」にスポットを当て、研究価値があり、かつ興味を持てるテーマのヒントを提供します。あなたが卒論テーマをスムーズに決定し、有意義な研究活動に取り組む一助となれば幸いです。
ちなみに、卒論のテーマを決める前に、卒論の進め方の全体像を把握しておくことは重要です。何のためにテーマを決めるのか、どのようなテーマならよいのかがわかるからです。卒論の進め方の全体像は、以下の記事で説明しています。
卒論テーマのヒントを示します!
卒論は、興味を持てるテーマに取り組んだほうがいいです。なぜそうなのか、ということは以下の記事で説明しています。
とはいえ、何でもいいというわけにはいきませんし、興味をもった内容であっても、卒論として相応しいものでなけばいけません。つまり、卒論で取り組む内容が、世の中の多くの人にとって価値があるものでないといけないということです。難しいですよね。
そうなると、自分が興味をもてて、研究する価値のあるテーマということになるので、情報収集が必要になります。どんな研究ができそうなのか、どんなキーワードが使われているのかといったことも情報収集していかなければなりません。
実はここでけっこう時間がかかります。下手すりゃ数か月、半年などかかってしまって、「ヤバい、時間がない」になっちゃうわけです。テーマが決まってしまえば、その後は指導を受けながら卒論を進めていけるのですが、テーマが決まるまではとても難しいです。
そこで!
この記事では、テーマのヒントになるものを示していくことで、卒論に取り組む大学生が、自分の卒論テーマをスムーズに決められるように、時間短縮を図っていこうと思います。本来は、テーマ決めも含めて、卒論は自分で取り組むものです。しかし、テーマ決めに無駄に時間がかかってしまい、卒論で身につけるべき他の力の育成がおろそかになってはいけません。それに卒論を1回経験してしまえば、テーマの考え方は何となく身につきそうな気がするのです。だって研究の意味や全体像が少し見えてくるから。
「観光」「旅行」に関する面白い卒論テーマを考えよう!
この記事では、「観光」「旅行」に関する卒論テーマを考えてみます。
普通にインターネット検索をしてみるとどうでしょう? 観光や旅行に関する情報誌とか観光サイトだったりがでてきて、長期休みにどこに旅行に行こうかなって考える場合には、うってつけの情報がでてきますね。
うん、そうじゃない!
そんな情報をひたすら集めたところで、卒論テーマは決まりません。観光や旅行が好きだから、それを卒論テーマにと思って普段通りの検索をしていてもダメなんです。
卒論では、観光や旅行に関する社会的な問題を指摘して、その解決に向けての自分の主張やそれを証明する材料に基づいて結論を導くプロセスです。難しい言い方をしましたが、少なくとも何らかの問題やそれに対する主張がなければいけません。だから、それらをちゃんと考えられる内容じゃないとダメだし、そのための情報を集める必要があります。
「観光」「旅行」に関して悩んだ経験に注目しよう!
卒論は、興味のあることをやったほうがよいですが、ちゃんと深堀できる内容に取り組んでいかなければなりません。そのためにも大事なことは、「観光」「旅行」をテーマにするのであれば、観光や旅行に関して自分自身が悩んだ経験に注目するということです。
ネット上の記事や知恵袋的なやつとか、論文検索サイトのGoogle Scholarで調べると、観光行動や旅行者行動というキーワードがでてきたり、観光にかかわるマーケティングの話がでてきたりします。
また、観光庁の「旅行・観光消費動向調査」という調査があります。こういった国の調査は、卒論でほぼ確実に取り上げるものになります。何のためにどのような調査が行われているのかなどはおさえておいたほうがいいでしょう。
これらのキーワード等で「よし、やってみよう!」と思える人もいれば、いまいちピンとこない人もいるかもしれません。
軽い気持ちで「観光」「旅行」をテーマにすること自体はよいですが、そのあと、ぜひ自分自身の「観光・旅行に関して悩んだ経験」に注目してみてください。例え、人に言えないような悩みであっても、そこに向き合うことができれば良い論文になる可能性が高まります。なぜなら、自分自身が抱えた「観光」「旅行」の悩みというのは、他の人も同じように悩んでいたりすることがあります。卒論によって、その悩みに関する何らかの知見を得ることができれば、同じ悩みをもつ多くの人にとって価値がある情報となるのです。その意味で、価値のある良い論文になるわけです。
「観光」「旅行」に関する悩みの例をあげてみましょう。「観光」「旅行」に関する不安・コンプレックス・焦りみたいなものを考えてみると以下のような悩みをとりあげられそうです。
「観光」「旅行」に関する研究は世の中のどんな問題につながる?
悩みに向き合うことを頭の片隅においておきましょう。
さて、卒論では、自分が興味を持てるというだけでなく、それが価値のある研究となるように考えていく必要があります。学術的に価値があるテーマになっていないと、卒論としては「却下」ということになりかねません。よい卒論のテーマの条件は以下の記事で説明しています。
自分自身が「観光」「旅行」に関して悩んだ経験をもとにすることで、同じ悩みをもつ他者にとっても価値ある卒論になりえますが、「観光」「旅行」に関するテーマをとりあげるのであれば、「消費」にかかわる問題と結び付ければさらに価値あるテーマとなります。なぜなら、「観光」「旅行」は基本的に経済系の問題としてとりあげられるようですし、国土交通省の管轄になっていて、経済とか消費に関する国の資料がけっこうあるからです。そうなると、卒論の序論が圧倒的に書きやすくなります。
観光や旅行が好きだけど、経済には興味がないというのであれば、観光行動というキーワードと心理系のキーワードなどを組み合わせて、卒論テーマを考えてみるとよいかもしれません。
「観光」「旅行」に関する悩みをどのように考えていったらよいか?
上述したように、「観光・旅行と消費」という問題は、卒論テーマとして重要な問題となり得ます。その観点から、「観光」「旅行」に関する様々な悩みについてとりあげていくとよいでしょう。「観光」「旅行」に関する悩みの例をもう1度示します。
ここでは、「悩み①:友達との日程調整がうまくいかず、旅行が決まらない」をもとに卒論でどのように考えていったらよいのかを示してみましょう。
「悩み①:友達との日程調整がうまくいかず、旅行が決まらない」をヒントにした卒論テーマ
ネットで普通に調べてみると、友達との旅行計画で意見が合わないとか、仲違いするとか、一人旅を進めるような情報がでてきます。
なるほど。確かに、友達と一緒に行くことにこだわらなくてもいいような気がします。「なぜ友達と一緒に行こうと考えるのか?」といった卒論テーマもアリかもしれません。
ひとつ注意が必要かなと思うのは、インターネットで普通に調べた場合、問題がある部分だけが検索結果にでてきている可能性があります。つまり、観光・旅行でうまく楽しめた結果については、わざわざネットに取りあげる必要がないので、検索結果にでてこないということです。
これによって、一見すると、「友達と一緒に旅行に行く=友人関係が壊れる」という誤解を生む可能性があります。しかし、それはおそらく偏った情報ではないかと思います。
そのため、もっと客観的なデータのあるものをとりあげるほうがよいでしょう。となると、Google Scholarなどを使って研究論文を調べたほうがよいです。なお、Google Scholarというのは、論文を検索するサイトです。論文検索サイトは他にもCiNiiなどいろいろあったりしますが、私は、Google Scholarを使っています。いろいろとアレでおすすめなんです。
Google Scholarで「友達との日程調整がうまくいかず、旅行が決まらない」という悩みをそのまま検索しても情報が得られるわけではないのですが、「友人 旅行計画」で検索すると、少し関連する情報がでてきたりします。そうすると、集団意思決定といったキーワードなどもでてきます。このように考えると、「観光」「旅行」と「コミュニケーション」を関連づけた形で研究をすすめられる可能性がありますね。
いずれにしても、悩みをいくつかのキーワードに分割して、論文検索をおこなうことによって、関連する資料を得ることができます。論文であれば、「友達と一緒に旅行に行く」ことについて多角的に分析していると思われますので、偏った情報にふりまわされる可能性を減らすことができるでしょう。また、論文であれば、卒業論文の参考文献として記載することができます。
とはいえ、闇雲に論文を読んでいっても、卒論が進むわけではありません。疑問をもちながら、批判的に論文を読んでいく姿勢が大切です。それぞれ説明しましょう。
疑問を持ちながらその回答を探すように論文を読む
疑問をもつとは、例えば、以下のようなことをいいます。
こうした疑問を持ちながらその回答が得られるように論文を探して読んでいくと、読みを深めることができるし、論文の内容を理解しやすくなります。そして、卒論を書くときにストーリー性のある卒論を書くことができます。
なお、疑問を持ちながら論文を読むことの大切さは、以下の記事で漫画で説明しています。
なお、自分なりに疑問に対する回答を持ったうえで論文を読むのもおすすめです。例えば、上記の疑問①に対しては、「LINEやメールでおうちゃくしないで、直接会ってその場(直接対話)で観光・旅行の日程調整をするほうが、スムーズに調整できる」というふうに考えておいて、この考えが正しいかどうかを確認しながら論文を読む、という感じです。そうすると、「LINEやメールよりも、直接対話のほうが意思決定がスムーズではないか?」の回答になりそうな論文を読んだり、「観光・旅行の日程調整の際、どのようなコミュニケーション方法をとるのか?」の回答になりそうな論文を読んだりすることになります。で、その答えが自分の考えに合うのかどうかを調べていけばよいわけです。
こういう癖をつけて資料を読んでいくと、思考力が格段に高まります!
批判的に論文を読む
批判的に読むとは、論文の著者の主張が正しいのか、論文に示されている結果は適切なのか、論文に書かれているとおりの解釈でよいのかをしっかり疑いながら読んでいくことです。論文に書かれていることを鵜呑みにしてはいけません。疑いながら読んで、おかしいと思う部分を自分の卒論でとりあげていけば、オリジナリティのある良い卒論になります。
では、論文に読み慣れていない人が、論文を批判的に読むためにはどうしたらよいでしょうか。それは、論文に書かれている内容を自分の経験に照らし合わせて読むことです。「旅行の計画を立てていて友達とトラブった経験」「楽しみにしていた旅行なのに実際に友達といったら、思ったほど楽しめなかった経験」などがあるのなら、その経験と照らし合わせて読んでいけば、批判的に読みやすくなります。
だからこそ、「観光」「旅行」に関するテーマというのではなく、「観光」「旅行」に関して悩んだ経験をテーマにしたほうがよいのです。
「観光」「旅行」に関する専門書
「観光」「旅行」をテーマにした卒論を一気に書きやすくするためには、専門書を一冊用意したほうがよいです。例えば、以下を読めば、学問的で網羅的にファッションについて把握することができます。
「観光」「旅行」に関する他の卒論テーマ
「観光」「旅行」に関する他の悩みについてもちょっとだけ考えてみましょう。
悩み②:SNS映えを意識しすぎて、楽しめなくなることがある。
この悩みに関して、Google Scholarで検索してもピンポイントの情報が得られるわけではありません。やはりキーワードに分解して調べたほうがよいわけです。「SNS映え 観光」とか「SNS映え 旅行」とかですね。
また、「観光」「旅行」抜きにして、そもそも「SNS映え」に対する意識がどのような影響をもたらすのかを調べておくとよいです。ストレスへの影響もあれば、体験の質への影響もありそうです。
悩み③:旅行の予算が足りず、行きたい場所に行けない。
この悩みについて普通に調べたら、アルバイトしてお金を稼ぐとか、旅行のために節約するとかの話がでてきますよね。脱線しますが、節約ややりくりについては以下の記事を参考にしてみてください。
この悩みを卒論として考えた場合は、「予算の制約があるなかで観光・旅行をどうするのか?」というのを考えていくとよさそうです。Google Scholarでざっくり調べても、パッと情報がでてくるわけではありませんが、「観光行動」「旅行行動」を調べて、これらの行動への影響要因として、「予算の制約」がどのようにとりあげられているのかをみていくとよさそうです。
卒論テーマになりうる悩み集
最後に卒論テーマの種になりうる悩みを10個とりあげました。参考にしてみてください。
- 旅行先での言葉の壁が不安で、行くのをためらう。
- 海外旅行の計画が不安で、なかなか踏み出せない。
- 一人旅をしたいが、孤独感が心配で踏み切れない。
- 観光地での混雑を避ける方法が分からない。
- 旅行中の体調管理が難しく、楽しめるか不安。
- 旅行中の安全対策について、どう考えればいいか悩む。
- 参加したいツアーが高額で、選択肢が限られている。
- 地元の観光スポットに行くことに飽きてしまった。
- 観光地でのマナーやルールについて不安を感じる。
- 旅行後に思い出をどう残すか悩んでいる。
おわりに
この記事では、「観光」「旅行」に関する卒論テーマの提案について掘り下げました。自己の興味と社会的価値を兼ね備えたテーマ選びは卒論の成功に不可欠ですが、容易なことではありません。そこで示した具体的なテーマや疑問を通じて、あなたが自分の卒論テーマをスムーズに決定し、有意義な研究活動に取り組む一助となることを願っています。そして、この記事が大学生活の一部として、あなたの学問的興味や調査スキルを刺激する源泉になれればと思います。
卒論のための漫画を作っています!
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