【漫画】その履修、ちょっと待って!
履修登録の手続きが難しい学生がいるようです。
この履修登録における個々のやらかしは、実際にあったことです。1人の学生で全部あったことではありません。
漫画は、感情表現なども簡単なので、文章の限界を超えて伝えられます。漫画を簡単に作成できるコミPo!は強力な表現ツールといえます!
はじめに
大学生にとって、新しい学期の始まりは新しい出会いと共に新たなスタートを切る期間です。
その中で、履修登録は大学生活における大切な手続きとなります。履修登録とは、要するに時間割を決めるということですが、高校までと違って、自分で時間割を決めなければいけません。「自分のことは自分でやる」「自ら学ぶ」の第一歩といえます。
しかし、学部学科等によって、履修登録はけっこう複雑なルールがあり、下手をすると間違いを犯すこともあります。しかも、その間違いの内容によっては、卒業に影響したり、そこで、この記事では履修登録で失敗しないための確認ポイントをお伝えします。
大学の履修登録の考え方
卒業のためには、全体で124単位以上で、そのうち全学共通科目〇単位以上、学科専門科目〇単位以上などの条件を満たす必要があります。また、全学共通科目や学科専門科目で絶対に修得していないといけない必修科目というのがあります。つまり、単純に124単位になっていれば良いのではなく、条件を満たして124単位修得していないと卒業にはならないわけです。
また、専門分野によっては、卒業と同時に資格・免許を取得できたり、資格・免許の受験資格が得られる場合もあります。その場合、それらの資格・免許や受験資格を満たすために、卒業とは別に満たさなければならない条件が設定されていたりします。
そのために、教員でも理解に苦しんでしまうぐらい、複雑な仕組みになっていることがあります。
履修登録の注意点は?ミスすると大学生活が大変なことに…
履修登録のミスは、次のような形でよく見られます。
「そんなミスしないだろ」と思うようなミスをする人が実際にいます。これらのミスは、履修登録自体が複雑であるために起こるものです。しかし、その結果として生じる影響は深刻で、単位が取れなくなったり、最悪の場合は卒業が遅れたりすることもあります。
かといってそういうミスをする学生をバカにできるわけではありません。というのも、学生だけでなく、教員が仕組みをよく理解していないこともあるからです。そっちの方が恥ずかしいですが、それだけ履修登録は複雑でなめてかかれないということです。
分野によっては、卒業のための科目の他に、資格・免許関係の科目を別途とらなければならず、教員のアドバイスがないとどの科目をとったら良いかわからなくなってしまうということもあります。にもかかわらず、教員がわかっていなかったら最悪ですね。でも、実際にあります。
履修登録のミスにって被害を被るのは、学生本人です。手続きをやり直して何とかなるなら良いですが、単位がとれなくて次の年度に履修をするケースもあるでしょうし、最悪の場合は、卒業が遅れたり資格免許を卒業までにとれなかったりということも起こりえます。
履修登録の期限を過ぎてから、ミスしていることに気付いたとしても手遅れです。「来年度履修してください」という話になるだけです。登録の段階でミスをしないよう、自分で注意する必要があります。また、大学1年生のうちに、履修登録の考え方をしっかり身につけることが大切です。
履修登録でミスをしないための確実なやり方とは?
履修登録でミスをしないためには、以下のことを心がけましょう。
履修登録の期限を確認する
そもそもですが、履修登録の期限を逃してしまうと、アウトということになりかねません。期限は必ず確認し、余裕を持って行動するようにしましょう。
見通しが持てないうちから科目の取捨選択をしない
「1限目は履修しない」「全休を1日作る」「勉強したい科目だけを履修する」といった自分ルールを考慮するのは、後回しにする。こういうルールを優先して履修登録をした人が、4年生になっても単位が足りなくて苦労していたりします。多くの大学で、1年間の単位数の上限を48単位までとしています。そうすると、2学期制の大学であれば、1学期あたり24単位までとなります。1年生のうちは、24単位修得できるように履修していきましょう。そうすると、どうしても1限目の授業があったり、全休の日がなかったり、好きじゃない科目を履修することになったりというのは、当たり前にあることです。でも、そこは我慢しないと、後で苦労するし、下手をすると留年などの結果になりかねません。
「楽単」と呼ばれる授業もあり、私はその履修は戦略的にはアリだと思っています(以下の記事)。でも、楽じゃない授業も一定程度は履修しないと、卒業の条件を満たせません。ちゃんと見通しを持てるまでは、科目の取捨選択をできる立場ではないという認識を持ちましょう。
履修できない科目、優先度の低い科目を除外する
間違った履修をしないためには、そもそも履修できない科目や優先度の低い科目は除外しておき、残った科目のなかから時間割を組んでいきます。間違った科目というのは、例えば、あなたが1年生だったとしたら、2年生以上を対象に開講された科目は履修できません。また、他の学科の専門科目として開講された科目も避けておきます。他学科の科目を自由選択科目として履修できる場合がありますが、優先度は低いです。所属している学科の専門科目や全学共通科目を優先するべきです。さらに、必修科目と選択必修科目では、必修科目が優先度が高いです。そうなると、科目について、「何曜日何時間目か」「何年生対象か」「どの学部学科が対象か」「必修か選択か」などの情報がまとまって記載されている資料を最初に確認し、履修できない科目、優先度の低い科目を除外しましょう。ネットで調べると、履修登録の手順として、シラバスを最初に確認するようなことが書かれていたりしますが、大学ごとに異なるのが実情です。以下の記事では、シラバスからどんな情報が読み取れるかを説明していますが、時間割を考えるための最初の情報としては使いにくい気がします。
所属する大学によっては、シラバスのなかに、時間割を決めるための情報が示されている場合もあるかもしれませんが、時間割の一覧情報のほうに、まとまった情報が掲載されていることもあります。そもそもシラバスなんて個々の科目の詳細な情報を最初にみるよりは、時間割の全体像を把握したほうが良いのではないかと思います。とはいえ、大学ごとに使いやすい情報は異なるでしょう。履修登録でミスしないためには、余計な情報をなくして、チェックすべき情報だけにすることが先決です。
同じ科目を複数履修しないように注意しながら、”パズルを楽しむ”ように履修科目を選ぶ
余計な科目をフィルタリングしたら、残った科目のなかから履修科目を選んでいきます。注意しなければならないのは、同じ科目が異なる曜日・時間に複数コマ開講されていることがあるということです。例えば、月曜1限目と水曜3限目に同じ科目がある場合があります。朝早いのが嫌だから水曜3限目のほうを選ぼうというのも手ではありますが、その場合、水曜3限目に開講されている他の科目を履修できなくなります。
卒業までの見通しが持てない低学年の段階であれば、できるだけたくさんの科目(ただし大学で設定されている上限まで)を履修できるようにしたほうがよいです。学年が上がれば上がるほど、後がなくなりますので、余裕のある低学年のうちにある程度単位をとれるようにしておきます。若干、パズルみたいな感覚で時間割を決めることになりますが、パズルを楽しんじゃいましょう!
不明な点は教職員等に確認する
履修登録は自己責任ですが、それは自分で情報を収集し、適切に判断することを意味します。分からないことがあれば、教職員等に相談しましょう。「不明なことがあれば確実な情報のあるところに相談しにいける」「困ったら助けを求められる」というのも、自立して生きていくための重要なスキルです。特に、低学年のうちからチューターというサポートしてくれる教員がいるのであれば、しっかり質問して疑問を解消しましょう。いつまでも甘えてはなりませんが、履修登録段階での失敗の可能性を大きく減らすことができます。せっかくチューターがいるにもかかわらず、そもそも相談しようとしない学生もいます。しかし、履修登録のミスは、大学生活にとっての致命的な問題につながりかねません。大きな失敗を防ぐために事前に相談することは恥ずかしいことではありません。
なお、履修登録の細かいルールを理解していない教職員がまれにいます。質問したのに歯切れが悪い回答をしてきたのであれば、迷わず他の教職員に相談しましょう。
おわりに
大学生活は自由度が高く、多くの選択肢から自分の道を選ぶ時期でもあります。その中で、履修登録は、自分で自由に決められる一方、すべての責任が自分にかかってくる大事な手続きです。分野によっては、けっこう複雑な手続きでもあります。履修登録の複雑さから生じるミスは、時に深刻な影響を及ぼす可能性があります。この記事を通じて、履修登録の重要性とその複雑さを理解し、ミスを避けるための具体的な方法を学んでいただけたら幸いです。大学生活が、充実したものになるように、出鼻をくじかれることない履修登録をしましょう。
卒論のための漫画を作っています!
このブログではちょいちょい自作漫画をお示ししています。
そのほかにも、以下の卒論漫画を作成しており、多数の漫画配信サイトで販売しています。
詳しくは以下で紹介しています。
この漫画は卒論を学ぶことを意図した学習漫画です。
学習漫画は単なる文字+イラストではありません。感情を交えて表現するので、相手に的確に物事を伝える強力な表現方法です。
学習漫画を作ることに興味がある人はぜひ以下の記事をご覧ください。
なお、このブログでは、コミPo!使って漫画を作成しています。頭の中にある妄想を漫画で表現したいと思ったら、手っ取り早く表現することを可能にするツールです。
マニュアルいらずでまずはやってみるで作っていけるのでおすすめです!
無料体験版もありますので、ぜひ活用してみてください!
コメント