【4コマ漫画】どんな論理的な説明よりも納得できる「本の良さ」の説明のしかたとは?

大学生の日常をちょっとした漫画にしつつ、ちょいちょい大事なことを伝えられればと思います。ちなみに漫画はコミPo!で作成しました。

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【4コマ漫画】本の良さを論理的に説明してみてよ

漫画は、感情表現なども簡単なので、文章の限界を超えて伝えられます。漫画を簡単に作成できるコミPo!は強力な表現ツールといえます!

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この記事の内容

この記事では、「こどもロジカル思考」という本を大学生に紹介したいと思っています。書名に「こども」とあるわけですが、紹介したい対象は、「小学生」ではなく「大学生」です。ロジカル思考は、物事を整理して筋道を立てて考えることです。ロジカル思考ができると、自分自身の主張を他者に論理的に説明できたり、誤った情報に騙されないで済んだり、問題が起きたときの解決策を見つけるのに役立ったりします。

多くの大学では、学生さんが卒業論文に取り組みます。しかし、必ずしもすべての学生さんが卒業論文に主体的に取り組めるわけではありません。私自身、卒業論文を書くことの意義をどうやって理解してもらおうか、という悩みを持っていたわけですが、この「こどもロジカル思考」という本の内容が役に立つのではないかと考えたわけです。

というわけで、「こどもロジカル思考」の内容を学生さんが理解し、この「ロジカル思考」を身につけるためにも、卒業論文に主体的に取り組むことが重要であるということを伝えたいと考えています。

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「こどもロジカル思考」について

「こどもロジカル思考」に書いてあることですが、「ロジカル思考」とは、物事を整理して筋道を立てて考えることです。人生ではいろいろな問題が起こります。それは、社会人として働いていてもそうだし、日常生活においてもそうです。それらの問題を解決するときにロジカル思考が役立ちします。

といったぐらいの話であれば、多くの本でも出てくるような内容だと思います。論理的に考えること、論理的に説明すること、客観的に物事をとらえること、答えのない問題を解決すること、などこれからの人生を生きていくうえで必要な力があります。それらが必要だ、ということ自体は、学校でも言われることだし、大学に通っていればなおさら聞かされる話だと思います。実際、社会人として働いているとそのような力が必要とされる場面に日々出会うことになります。

しかし、その必要性を理解するのがなかなか難しい。学生さんに伝えようにも、なかなかピンとくる様子がない。問題解決に関する様々な本をみてきたし、論文なども調べましたが、なかなか良い説明のしかたが見つからなかったんです。

そんななか、「こどもロジカル思考」を読んでみたわけですが、小学生が理解できるように書かれているだけあって、わかりやすいです。ロジカル思考を持った人の説明のしかたとロジカル思考を持たない人の説明のしかたを比較して書いてあるのでわかりやすいです。

「こどもロジカル思考」を読んでいくと、「ロジカル思考がないと、こんな痛い大人になっちゃうんだ」と思わせてくれるので、そうならないためにロジカル思考を身につけようという考えになるんじゃないかと思うわけです。

ロジカル思考によって身につくこと

「こどもロジカル思考」では、ロジカル思考を持っている人と持っていない人の説明のしかたの違いを事例を通して比較するところから始まり、ロジカル思考とは何か、どんなときに役立つか、ロジカル思考をするための方法、ロジカル思考の鍛え方、ロジカル思考を妨害する「思い込み」などの話があります。

それは実際に「こどもロジカル思考」をみていただければと思いますが、個人的に、ロジカル思考によって身につく大事な力を3つとりあげました。それは、論理的に説明する・理解すること、誤った情報に騙されないこと、問題が起きたときに解決策をみつけることです。

論理的に説明する・理解する

論理的に説明する、つまり自分の主張を根拠をもってわかりやすく伝え、他者に理解してもらうことができます。また、ロジカル思考によって、他者の考えや物事を論理的にとらえることができ、おかしな論点や思いがけない盲点に気づくこともできます。逆に、ロジカル思考が不足していると、相手を説得するために以下のような説明になってしまいます。

  • 強い口調や感情的な言動で相手をねじ伏せる
  • 伝わっていないにも関わらず、同じような説明をしつこく繰り返す
  • 「すごい」「たいへん」などの抽象的な言葉だけで説明する
  • 相手の話を聞かずに自分の主観的な判断だけで説明する
  • 間違った論理を正しく見せかけて説明する(詭弁)
  • 非論理的で説得力がないことを理屈っぽく伝えて説明する(屁理屈)
  • 話し合うべき本題から外れ、相手の言葉の揚げ足取りをする
  • 意見に対して賛否を決めるのではなく、人に対して賛否を決める(個人攻撃)

そういう痛い大人がいますよね。そんな人になりたいでしょうか。ロジカル思考を身につけましょう。

誤った情報に騙されない

ロジカル思考は物事を正確にとらえることにも役立つ思考です。世の中には、様々な誤った情報・・・というより、意図的に誤認させようとする情報もあります。普段、何気なくみている広告やニュースなどにもそうした情報は含まれています。意識的に正しく見ようとしないと、騙されて損をする可能性があるし、気づかないうちに損をさせられていることもあります。以下のような問題を抱える可能性があるで、ロジカル思考を身につけましょう。

  • 情報の真偽を確かめずにそれを信じ込む
  • 多数派や権力のある人の話に流される
  • データや事実のねつ造や曲解をする

なお、他の記事において、データやグラフ関連の過ちについて触れています。

例えば、グラフマジックや詐欺グラフに触れたのが、【4コマ漫画】統計分析しても有意差を検出できません!どうしたら良いですか?です。グラフは情報を視覚的にわかりやすくするものですが、意図的に相手を誤認させるように作られていることがあります。

「こどもロジカル思考」で、相関関係と因果関係の違いについて触れられています。本ブログでも、【4コマ漫画】疑似相関(第3の変数を介して現れる相関関係)の説明のつもりだったのに何でそう解釈するかな?において、相関関係があるからといって因果関係があるとは限らないことを説明しています。

問題が起きたときに解決策をみつける

日常生活や社会生活において、様々な問題に直面します。持っている知識だけでは解決できない場合、多くの人はどのように対処するでしょうか?

アタフタする人もいるでしょうし、とりあえずウェブで解決方法を探す人もいるでしょう。知り合いに質問する人もいるかもしれません。それで解決策の案が見つかるかもしれませんが、その解決策の案が、自分自身の抱えている問題にピッタリ合わないこともあるし、たくさんの解決策の案があって、どれを適用したら良いかわからないということもあると思います。

ロジカル思考があれば、問題が起きたときに、最も適した解決策をみつけることができます。仮に、その解決策がうまくいかなくても、次の解決策をみつけるための情報を引き出すことができるでしょう。問題解決能力は、これからの社会を生きていくうえで不可欠の能力といえます。

では、ロジカル思考がなかった場合、問題が起きたときにどうなってしまうでしょうか。

  • 問題が起きたときに、対処の手順を持っていないため、頭が真っ白になる
  • 何か問題が起きたときに、人に原因を求める
  • 問題の原因を努力・やる気などの精神論に求める

そういう大人もいますよね。ロジカル思考を身につけましょう。

大学生がロジカル思考を身につけるメリット

ロジカル思考は大学生のうちに身につけておきたい力です。「こどもロジカル思考」を読んでみて思ったのは、ロジカル思考に困難があると、「他者から信頼されず、話を聞いてもらえない人になるかもしれない」ということです。

ロジカル思考の困難さによって、論理的に説明することが難しい場合、職場においても日常生活においても、コミュニケーション面で課題がでてきます。論理だてて話ができない、つまり根拠を持って話をすることができない、ということになるからです。

論理だてて話ができない人が他者に考えを主張する場合、強い口調で圧力をかけるような行動にでたりして、他者から信頼されない人になるかもしれません。あるいは、自らの主張を押し殺して、他者から言われるままに行動するだけになるかもしれません。

仕事やプライベートにおいて、他者から信頼される人間になるためには、論理だてて話ができることが大切です。そのためにもロジカル思考は大学生のうちに身につけておきたいものです。

そのほか、誤った情報に騙されると、間違った判断をする可能性が出てきます。そうした情報は、日常のあらゆる場面でしれっと存在していますが、その情報を鵜呑みにして大きな損失を被る可能性もあります。そういった誤情報から身を守るためには、ロジカル思考を身につけて、騙されない人間になることが大切です。

また、仕事でもプライベートでも、様々な問題に直面することがあります。それを適切なやり方で解決するためには、問題解決能力が必要です。

まとめ

ロジカル思考の大切さを伝えました。大学生であれば、卒業論文に主体的に取り組むことで身についていく力です。ロジカル思考についてもっとよく理解したい場合は、「こどもロジカル思考」を読んでみてください。

こどもにとって理解しやすいよう、親から貰うお小遣いや小学校の教科を題材としていたり、漢字にふりがながふってあったりしますが、内容的には侮れません。

大人が読んだとしても、ロジカル思考の必要性を「具体的に」理解できるという点で価値があります。他書のように「何となくわかった気になる」のではなく、本当にロジカル思考の必要性がわかると思います。

当然、大学生にとっても、読む価値が十分にあります。読んだ後、大学の授業への取り組みも変わってくると思われますし、卒業論文も主体席に取り組めるのではないでしょうか。

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